せんせのブログ

次の予定と目標は?

2011.12.14

今日は、環境委員会の学生が昼休み時間に集まり、これからの先の計画を立てていました。
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学生が主体で活動している環境委員会は、本校の前にある南天満公園の清掃活動や、阪神タイガースが優勝したときにファンが飛び込むことで有名にもなった道頓堀川の水質調査を定期的に行っています。今年は、「エコアートフェスタ大阪2011」にも積極的に参加して、ペットボトルを使用したゴミアートを作製し、ポピュラー賞の受賞もしていました。

●道頓堀川水質調査の様子は、こちら↓のブログをご覧ください。
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2011/11/post-6713.html
●こちら↓は、「エコアートフェスタ大阪2011」関連のブログの一部です。
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2011/11/post-6703.html
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2011/10/post-6691.html

 とても積極的な環境委員会が、次に予定・計画していることがあります。
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 まずは、委員長の生命バイオ分析学科2年生のMくんが前で話しています。その後ろの黒板に書かれているのが、写真では少し見にくいですが午前の授業で書かれたと思われる化学構造式です。いかにも本校らしいところだなと感じます。その黒板にも動じず、Mくんは今後の予定について全体に話をして、皆からの意見を募っていました。

 1つは、施設見学です。企業では環境問題に対していろいろな取り組みをされています。その取り組みを学ぼうと、昨年はアサヒビールの吹田工場へ見学に行きました。その時の様子は、こちら(https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2011/02/post-6464.html)です。今年も行き先を検討し、今の皆の案としては、ヤクルトを工場見学して容器のリサイクルなどを勉強しに行きたいと考えているようです。

 また、清掃活動も南天満公園だけでなく、もう少し清掃範囲を広げてはどうかという案も出ていました。この他にも、今後の環境委員会について話し合っていました。次年度以降も、積極的に活動をしそうな予感が今からしています。このような活動を通して、周りの人に少しでも環境に意識を持ってもらいたいという環境委員の願いや想いは、きっとこの熱意と共に通じることでしょう。これからの活躍も期待しています!

こちらも目標に向けて始動しています。

 放課後に教室を除きにいくと、何やら良い香りがしてきます。何だ?と思い教室に入ると、数人の学生がフライドポテトを食べながら談笑していました。その香りに誘われ近づくと、実は今日の基礎化学の復習をしているところでした。1人が分からないと言うと、周りの学生が、「それは、こうすれば分かるようになる。」と教えています。本校に入学する学生の全員が、最初から化学を得意科目とはしていません。意外かもしれませんが、文系出身の学生が約6割もいます。
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 この写真で勉強を教わっているのは、生命バイオ分析学科1年生のSさんです(写真手前左側)。Sさんは文系の大学を出た後、化学や分析の知識、技術を身に付けたいと本校に入学しました。化学を勉強していない時期が続いたため、化学を最初からもう一度勉強し直しています。
 本校には、そのような学生をサポートするために、授業の入っていない4時間目を利用して特別基礎質問講座を開いたり、夏休みには基礎化学講座を開講したりしています。もちろん授業中だけでなく、このような空き時間に先生を捕まえて質問をすることもできます。昼休みには、資料室に行けば先生がいるという体制もとっており、質問しやすい環境を作るようにしています。これらを利用するのも自由ですが、今回のように分かる学生が、分からない学生に教えることで、教わった側も教えた側も互いに理解が深まり、良い相乗効果が生まれます。
 教えているのは、同じく生命バイオ分析学科1年生のNくん(写真手前右側)で、高校を卒業してすぐに本校に入学しています。化学を習ってきているため、Sさんの質問にも何とか答えています。「この単元は大丈夫!」と自信満々でした。その光景を横でフライドポテトを食べている学生も聞いており、実は勉強しています。(本人のために言っておきます(笑)。)このように、皆で考えて復習をしている姿を見て、心の中で「もう少し!」と応援していました。

 そうすると、Sさんが「これ見て下さい。」とルーズリーフに書いたものを見せてくれました。
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 よく見ると、次の期末試験の目標点数を皆で決めていました。それをレポートにまとめたとのことでした。レポートと言うだけあって、目的と概要と方法まで書いていました。いろいろなことをレポート風に書くことが、ちょっとしたマイブームになっているようです。まさか、こんなところまでレポートの書き方が浸透しているとは思いませんでした。しかし、実験をすれば、その結果を報告するところまで求められます。それがレポートです。どうやら学生の頭の中には常にそのレポートを意識するという、実験をする者にとっての1つの能力か、職業病か、芽生えだしているようですね(笑)。
きっと、立派な分析化学者になることでしょう!

By ぽてと