せんせのブログ

本番までにはまだまだ長い道のりです・・・。

2012.01.27

今日は2/4(土)に行われる卒業研究発表会本番に向けて、予行演習が行われましたが、
予行演習と言えども、本番さながらの緊張感で開始されました。

まずは、私が指導を担当している「大阪のにおいに関する研究」からスタートしました。
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発表が終わると質疑応答時間の時間です。
本校では、多種多様な分野の講師がいるため、その分野での専門家同士の会話だけでなく、
いろんな角度から思いもよらなかったような質問もグイグイと飛び出しました。
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質疑応答ではスムーズに先生方の質問に対応できた班が非常に少なく、学生たちは、
壇上で四苦八苦している様子でした。
また、聴講している学生たちも「自分たちにあのような質問があったらどうしよう・・」と、
まるで自分のことのように心配しながら真剣に聴講していました。
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におい・かおりからスタートしたテーマも、
大阪湾のアマモ→微生物による油分解→微生物による染料分解→お茶の抗菌性→乳酸菌のパン中の防カビ性→植物の耐塩性→LEDで植物栽培→DNA分析法新提案→海草による金属除去→水生植物の水質浄化→新規材料による水質浄化→金属回収・廃液処理に関する研究→竹の有効利用→接着剤の機能化→薬物放出systemの開発→ハイドロゲルの膨潤度に関する研究→バイオベースポリマーの研究開発と、大変多岐に渡る研究テーマが続き、すべての発表が終了しました。
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この予行演習は、本番に向けてのひと通りの流れを確認するという意味もありますが、
最大の目的は、本番前に、学内でお互いに指摘をし合うことにあります。
それは、講師からの指摘事項もありますが、もちろん学生からの意見も大変貴重です。
ただし、質疑応答の時間が限られていることもあるため、学生たちには各班に対する
疑問や指摘事項、提案事項が記入できるフォーマットを事前に配布しており、
予行演習終了後に回収し、各先生方にフィードバックしました。

集まった学生のコメントを学生たちにフィードバックする前に、先生方は一つ一つ目を通します。
アビー先生もすべてのコメントに目を通し、学生に返す準備をしておられました。
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また、一方で、発表会のことばかり集中してやっていけるわけではありません。
来週の水曜日には卒業論文の提出があるわけですから、その作成も必須事項です。
内線や外線の電話がかかってくる中、バッテン先生も論文添削に追われていました。
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添削がひと通り終わり、学生に論文を返却。
今回指摘を受けた部分も含め、来週頭には訂正、再提出するように指導されていました。
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今回の予行演習では、正直申し上げて全体的にまだまだ発展途上の段階でした。
私の班も、実際前日に発表内容や原稿についてチェックしましたが、
なかなかその通りには発表できず、言葉足らずであったり、時間が押せ押せになったりと、
今のままでは本番の発表は厳しい状態でした。
発表会終了後には私のところを訪ねてきて、早速来週1週間の今後の方向性について打ち合わせを行いました。
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消化不良気味の彼らの気持ちが、論文作成や研究発表会本番に向けてのガソリンとなって、
来週の土曜日には晴れやかな気持ちに変わることを、担当教員としても切に願うばかりです。
君たちには必ず出来る!!!それはこれまでの卒業生たちが証明してくれています。
DO YOUR BEST!

by すくろーす