2012.02.04
本校の2年制学科の学生にとって集大成である「平成23年度卒業研究発表会」が大阪市立城東区民ホールで行われました。
↑校長であるかりめろ先生の開催の挨拶です。
本校では、2年生の後期(9月中旬)から約半年間に渡って学生同士でグループを構成し、卒業研究担当教員と一緒に卒業研究に取組みます。
その卒業研究の中で、学生たちはこれまでに学んできた分析化学の知識と技術を使って、研究を進めていきます。
卒業研究は2年生の前期までに学んできた実験とは異なり、学生たち自身で実験の目的、方法を考え、実験で出てきた結果を考察し、次の実験につなげていきます。
研究を行っていく中では、班員同士で意見が対立した時もありましたし、泣いたり笑ったりしたこともありました。
また、今まで気付かなかった友人の一面を知ることもありました。
卒業研究を行っていく中で社会人として必要なコミュニケーション能力を身に付けることができ、また苦手な事柄を自分一人ではなく班員全員と力を合わせて克服する機会にもつながりました。
そして、何回も実験を行い、その結果を研究成果として7分間にまとめて発表を行いました。発表時間はたったの7分ですが、その7分間には学生たちの情熱がぎっしりと詰まっていました。
約2年前に化学やバイオテクノロジーの勉強をしたい、将来分析化学に関する仕事に就きたいという想いを持って入学してきた学生たちの中には、化学をほとんど勉強していない学生もおり、実験をしたことの無い学生もいました。
しかしながら、少しずつ実験操作を身に付けていき、授業を通して化学の基礎を作り上げ、その上で専門の知識を身に付け、卒業研究の最後には、教員が細かな指示を出さなくても、自分たちで実験を行うことができるまで成長しました。
その成長の姿と自分たちの研究の成果を発表する場が、今日のこの卒業研究発表会なのです。
今年度の卒業研究発表会は、平日コースの学生と化学分析コース(土日開講)の学生約130名(卒業研究のグループとしては20班)の発表となりました。
会場前方のスクリーンに自分たちの研究をまとめたパワーポイントのスライドを投影し、班内の学生が一人ずつ順を追って説明していきます。
卒業研究発表会の実況はTwitterとfacebookでも紹介されていますので、ご覧ください。
2年生のみなさん、本当にお疲れ様でした。
↑足立名誉校長の閉式のご挨拶。
↑発表後の学生の表情です。晴れ渡った表情をしています。
研究の中には長年にわたって継続して研究をしている内容もあります。昨年卒業をした先輩も自分達が行った研究内容の続きを知りたくて卒業研究発表会に来てくれました。
1年生のみなさん、次はみなさんの番です。来年、どのような研究成果が発表されるか今から待ち遠しいですね。
↑終了後にみんなで清掃をしました。
by バッテン