2012.02.06
卒業研究発表会も終わり、平成23年度の平日コース(平日のみ登校するコース)の授業実験は全て終了しました。しかし、今日も学校には自発的に登校する学生の姿がちらほら。彼らは何をしているかご報告しましょう。
今日登校した学生の多くは、学生環境委員会が主催する施設見学に行って来たとのこと。この行事は、例年学生環境委員会が自主的に計画を立て、実行しているものです。今回は、彼らも日ごろ取り組んでいる環境活動について、企業の取り組みを見学し、勉強するために環境に配慮した企業として自ら選んだヤクルト大阪工場に行ってきたようです。今日の見学には、自主的に集まった学生約40名が参加しました。
今日の見学では、実際に廃棄されるヤクルトの容器が、河川の水質浄化のために用いられていることなど、工場から排出されるゴミのほとんどがリサイクルに活用れていることなど今までに知らなかったことを聞くことができ、勉強になったようでした。
さて、平成23年度も終わりが近づき、この春卒業の2年生は、春からの新生活準備がそろそろ始ります。このような活動でも世代交代に向けて、例年はそろそろ引退モードな学生も出てくるのですが、上の写真の左端に映る2年資源分析化学科のK君はまだまだバリバリの現役モードで頑張っています。そんな彼に今日はクローズアップしてみましょう。
この施設見学を中心となり計画立ててきたK君は、いつでも後輩たちに囲まれています。このような委員会活動にも手を抜くことはありませんし、私たち教員にも、「何か出来ることがあればやりますよ」と声をかけてくれる頼もしい学生です。特に彼は後輩と交流することを大切な時間と考えており、「この学生生活の一番の目標」とはっきり言い切ります。聞けば、彼は本校入学前は人と話をすることが苦手で、それを改善しようと入学と同時に様々な課外活動に所属して色んな学生とコミュニケーションを取ることを目指したのだとか。彼自身、これまでの人生でクラブ活動などを継続して行うことができず、後輩との絆を作ることが実現できなかったため、そのようなタテの繋がりの中で「先輩からの学び」を後輩には実現してほしい、そしてそうしてあげられる先輩でありたいという思いが強くあったのです。
思えば、彼は1年生が入学するときにも「自分が後輩を迎えたい」ということで、当校初日のオリエンテーションの補助を立候補してくれていました。(その時移した下の写真、覚えておられますでしょうか?)
この時から、「後輩とのつながりを作る」という彼のチャレンジが始まったわけですが、今回この記事を書くにあたって、私が「写真撮らせて」というと、彼の一声で、周りにはワラワラと多くの学生が集まりました。その中にはもちろん、後輩も含まれています!これぞ、入学して2年間で築き上げた、彼自身の財産ですね。
さて、明日も学生環境委員会が主催する、地域の清掃活動と道頓堀川水質調査が行われます。明日のブログをお楽しみに!!
byアビー