2012.02.25
週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)化学分析コース。このコースは定員20名の少人数制で、全国各地から社会人や大学生が、転職や再就職、難関国家資格の取得、技術職へのキャリアアップや現職でのスキルアップ等を目的として通学しています。
化学分析コースも、明日で平成23年度の授業が終了します。2年生は来月9日に卒業式を迎えますが、卒業後の資格取得について早くも準備にかかっています。本校を卒業すると、本来は受験資格に2年間の実務経験が必要とされる国家資格「化学分析技能士」の国家試験を受験することができます。これは、本校で学ぶ2年間が実務経験と同等と見なされ、卒業した年度から本校の卒業生には受験資格が与えられるからです。
先週、卒業研究論文を提出した2年生は、今年の夏に実施される実技試験に向け、実験の復習に取りかかっています。先週、ドラ一郎先生のブログでも紹介されていますが、実技試験を受験する上でのコツを聞きたいということで、放課後はその説明と質疑応答の時間となりました。
実技試験は時間との勝負ですので、どの操作で時間を短縮するのか、何と何を同時並行に進めると最も効率的か等、実践的な質問ばかり。逆に言えば、内容が理解できていないと質問できないような内容ばかりでした。その後、学生に2年間を振り返っての感想を聞いてみました。
Y君(国立大学とWスクールで2年間を過ごした):
『大学でも理科系の学部に在籍していますが、周囲の学生と比べて、分析化学の知識・技術は誰にも負けない自信があります。大学と比べて先生との距離がすごく近く、何でも質問・相談できる環境があったからこそだと思います』
N君(平日働きながら2年間を過ごした):
『全く化学を学んだことがなかった自分でも、ビックリするぐらい知識や技術が身に付いたと思います。卒業後、受験する化学分析技能士の実技試験は難しいと聞いていますが、時間を短縮する方法や操作のポイントを聞くことができたので、何とかなりそう!という気持ちになりました。試験まで、まだ時間がありますから、しっかりと復習したいと思います』
明日でついに今年度の授業終了となる化学分析コース。特に2年生は、最後の登校日となります。卒業後もそれぞれの進路で頑張って欲しいと強く考えた1日でした。
20期卒業生の彼女とは、私は面識がありませんが、スクロース先生や写真を撮影したドラ一郎先生は懐かしそうに話をされていました。今日は、現在勤務している企業で毒物劇物取扱責任者に登録することになり、その必要書類の申し込みと受け取りに来られたとのことでした。勤務先では彼女の働きぶりが評価され、後輩の求人にもつながっています。
卒業生の活躍を非常に嬉しく思います。これからも頑張って下さいね!
by あずみ