2012.05.07
・GWも終了し、授業・実験も再開です
長いゴールデンウィークも終了しました。休日にエネルギーを蓄えて元気いっぱいに登校してきた学生たちの様子を今日も紹介していきます!
わたくし、あおひげが担当する有機テクノロジー学科、医療からだ高度分析学科の実験科目、「医薬・食品成分実験」の様子を紹介いたします。
「医薬・食品成分実験」は、名前の通り、身近な食品や医薬品の成分を分析し、その成分としてどのようなものが含まれているのかを知り、知識を深めていくことを目的としています。また、それらの分析実験を実際に行うことで、その手法を身につけていきます。今日は丁子油を抽出する実験を行いました。「丁子(ちょうじ)」とは、最近では「クローブ」という名前でスーパーにも売っている調味料の一種です。
この丁子から抽出される丁子油の主な成分は「オイゲノール」と呼ばれ、バニラなどの香料の原料となるほか、医薬品の成分としても活用されるものです。今日の実験では、丁子油を抽出し、その成分、オイゲノールを分析するのが目的です。
様々な実験器具を使って、成分の抽出、精製、そして分析を行っていきます。今日はまだまだぎこちない手つきで実験をしていましたが、様々な実験を色々と経験していくうちに、彼らは腕をどんどん上げていきます。今後、どのような実験をするのか、そして彼らがどこまで成長するのか、乞うご期待!といったところですね。
・今日も2人が「分析」をする会社に内定!夢を叶えています。
今日は実験を担当している最中、うれしいニュースが飛び込んできました。本校の2年生2名の内定が決まりました!資源分析化学科のO君と有機テクノロジー学科のY君。実験の合間の隙をついて、写真を撮りました。(右がO君、左がY君です)
O君(右の学生)は、本校の環境委員会の役員にも所属し、「道頓堀川水質調査」などに積極的に参加していました。(一番最近の水質調査の様子です→道頓堀川水質調査も今年度最終日 - 日本分析化学専門学校「せんせのブログ」 今月にも水質調査が実施される予定です。その時はまたブログで紹介します!)その水質調査の経験を入社試験の時にもプレゼンテーションしたと言っていました。課外活動として一生懸命取り組んでいたことが認められたのだと思います。また、Y君(左の学生)は、工業系の高校出身ですが、「化学」に関連した職業に憧れて本校に入学しました。本校で得た分析機器についての技術、知識をプレゼンテーションしたそうで、その知識や思い、取り組みが評価されました。
Y君は「内定を取れたこれからが本番、という思いです。これから色んなことを学んで、がんばります!」と笑顔で意気込みを話してくれました。まだまだこれからどんどん知識や技術が身についていきます。これからの彼らの活躍も楽しみになってきました。
byあおひげ