日本分析化学専門学校

こんにちは、「ぱすた＆ぽてと」です。今日は１，２年生対象に「企業見学会」が行われました。
この「企業見学会」は、学生たちが様々な企業を訪問し、普段で学んでいる分析化学をはじめとする化学の知識や技術が、実際の社会の中でどのように使われているのか、何の役に立っているのかについて学び、また、学校の授業や実験では学ぶことができない知識や技術についても学ぶことができる行事です。訪問させていただく企業には本校の卒業生が働いていることも多くあります。

２年生は見た！活躍する先輩の姿を！

　私「ぽてと」は、２年生と一緒に、某大手化学メーカーの分析や開発を行っている企業様へ行ってきました。対象とされている分野は、環境系から医薬品・バイオなどと幅広く、分析に関わることなら何でもされていると言っても過言ではない企業です。「分析に関わる仕事がしたい！」と本校に入学し、この１年間学んできた２年生にとっては、将来、同じような分野に身を置くであろう自分の姿を思い浮かべながら見学できたと思います。特に、そのイメージを膨らませることができたポイントは、現場で働く先輩の姿を見ることができたからです。


　上の写真で挨拶を頂いているのは、本校２期卒業の先輩です。後輩の２年生が見学に来たということで、急遽、駆けつけて頂きました。今の２年生は３０期生ですので、２期の先輩と言えば、雲の上の存在かも知れません。２年生は、このように責任を持って仕事をされている先輩の姿を、憧れの眼差しで見ていました。
実は挨拶を頂いた先輩だけでなく、実際に実験室を見学させて頂いた際、案内頂いた方から「そこで実験しているのは皆の先輩だよ。」「今、廊下を歩いて来ているのは、先輩だよ。」「実は、私の奥さんも皆の先輩だよ。」と、沢山の先輩を見て、知ることができました。実験室内は撮影禁止なので写真は撮れませんでしたが、自分達が学んでいることが、ここで生かされていることを実感できた瞬間でした。


　質疑応答の時間でも、「どのような人材を求められるのか？社会人としてはどうあるべきか？」という学生の質問に、「ルールを守る人。」「企業で何か起これば、個人ではなく全体の問題となるので、自分の行動に責任を持つこと。」「報告・連絡・相談ができる人。」というアドバイスも頂きました。


　最後には、集合写真も撮って頂き、有意義な時間となりました。
学生は、この見学を通して今まで学んできたこと、これから学ぶことがどのように生かされるのかを体感することができました。一方で、我々教員も何を教えなければいけないのかを再確認する時間となりました。
　さぁ、先輩からもらったエネルギーを明日からの学校生活に生かしていきましょー！

Ｂｙ　ぽてと

緊張！でも興味津々！

　私「ぱすた」は、１年生を引率しアサヒビール(株)西宮工場に行きました。１年生はこの企業見学会への参加は初めてです。普段とは違い、スーツを着用すると社会人のように見えます。皆、緊張した面持ちで向かいました。



　この工場に訪問させていただいた学生は30名程度でした。ビールの原料である麦芽やホップを実際に触らせていただき、ビールが原料段階から発酵そして缶に詰められるまでの、実際ビールが作られる全行程を見学させていただきました。特に、機器分析に関する説明については興味を持った学生が多く、活発に質問する光景が見られました。これから実際に学校の実験で深く学ぶ予定のものもあったからこその興味だったのだと思います。今後、しっかりと勉強していきましょう。
　１年有機テクノロジー学科のTさんは「企業見学会でいろいろと質問をさせていただきました。品質管理では、機器を使っての測定が中心だと思っていましたが、最終的には人によって測定されていることにも驚きました。また、環境の事にも配慮をされており、リサイクルもしっかりとされていました。充実した見学になりました。」という感想をもらしていました。

１年生の他のグループは、「日本農薬(株)」へ訪問させていただきました。
ここでは、実際の農薬の評価や影響を説明していただくだけではなく、実際の測定をさせていただくことができました。

　普段、授業や実験では見聞き出来ないことをたくさん教えていただいたため、学生は身を乗り出して積極的に質問をさせていただき、とても充実した時間となりました。


　文末ではございますが、「企業見学会」を受けて下さった企業の方、誠にありがとうございました。

by ぱすた