せんせのブログ

資格試験にかける学生の気持ち

2012.05.27

平日登校する学生にとっては、前期中間試験の間の土曜日・日曜日でしたが、本校では文部科学省後援の工業英検が行われました。工業英語とは、通常の英語とは異なり、科学分野で使用する英語です。
本校の学生、外部の受験の方を含めて250名が本校で1級から4級まで受検をしました。
f:id:bunseki:20120527103752j:image

4級を受検した1年生に今日の検定の手応えを聞いたところ、「工業英語で勉強しているところが出題されたので、検定合格に自信がある!」と感想を言っていました。
本校では1年生のカリキュラムに「工業英語」という科目があり、1年間を通して基礎からじっくりと英語を勉強しています。分析化学者は英語で論文を読んだり、英語で書かれた分析機器の説明書を読んだりもするので、学生のうちから英語に慣れ親しんでいた方が社会に出てからも困ることがありません。

有機テクノロジー学科2年のNさんは、多くの社会人に囲まれて2級の検定を受けました。Nさんは大学編入学を希望しており、編入学を希望する大学の試験でも英語が科目としてあることからその力試しに今回、受検したそうです。
Nさんは本校の学生組織である自治会の会長もしており、現在は7月14日(土)に開催される分析化学のお祭り「分化祭」で自治会主催の実験会で行う実験内容について役員一同で検討しています。
また、2年生ですので9月から始まる卒業研究では、私、バッテンの卒業研究班に決まっており、この卒業研究班でも班の中心として周りの学生を引っ張っています。
たくさんのことに挑戦をしている彼女にその心境を聞くと、「本校に入学したからには、色々なことに挑戦をして自分が在校していたことを過去の後輩に残したい。また、資格試験に挑戦をしているのは、大学に編入学をすると資格試験の情報を自分で入手しなくてはならないが、本校では担任の先生が資格の受験日程について教えてくれるし、願書を入手して配布してくれるので、これを活用しない訳にはいかないと思って、さまざまな資格試験を受験しています!」という言葉が返ってきました。

インタビューの最後にすくろーす先生が「ハラタマ先生(日本で最初に系統的に化学を学べる場所として本校の近くに1869年に開設された学校で初代教頭をされた方です。本校の玄関にはこの方の胸像が設置されています)の頭をなぜると頭が良くなる!」と言っていたことを伝えると一生懸命にハラタマ先生の頭をなぜて帰って行きました。
f:id:bunseki:20120527141654j:image

本校では平成21年工業英検3級で文部科学大臣賞を受賞した先輩がいました。
その時のブログはこちらをご覧ください。
2010-03-24 文部科学大臣賞受賞☆彡in English!

工業英検を受検した学生と工業英検にまつわる過去の先輩を紹介しました。
f:id:bunseki:20120527120617j:image

by バッテン