2012.06.05
今日は特別基礎質問講座の日でしたので、質問があったり、調べ物をしたりする学生で
資料室はいつものように多くの学生がおりましたが、
そんな中、いろんな文献を机に並べ、真剣に何かを勉強している
生命バイオ分析学科1年生の学生の姿が目に止まりました。。。
「何を調べているの~?」と声をかけると、
「今度の7月の分化祭で、一般の方にも楽しんで頂ける実験会を自治会で行うのですが、
その実験について説明しないといけないので、原理について勉強しているのです。」
という答えが返ってきました。
まずは、順番にご説明しましょう。
いわゆる学園祭もしくは文化祭のことを、本校では分化祭と呼んでいます。
これは、誤字ではなく、『「分」析「化」学のお「祭」り』ということで、こうした漢字表記となっています。
文字通り、ご来場頂いた一般の方々にいろんな企画を楽しんでいただきながら、
化学の面白さや化学がいろんなところで役に立っていることなどを
ご理解頂くこともこのお祭りの大きな目的の一つになっています。
その中で、本校の自治会が主催となり、一般の方々に楽しく安全に行って頂ける実験会を
毎年開催しているのですが、単に楽しい実験をしていただくのではなく、
「なぜそうした反応が起こるのか?」といったことについて、学生がご説明をしております。
彼はまさにその準備をしていたのです。彼に了承を得て、勉強の証を撮影させていただきました。
内容を見てみると、それは1年生の後期に学ぶ内容。
1年生の彼はまだ習っていないことになるわけですが、その原理を自ら学び、
いろんな本をひっくり返しながら、「どうしたら分かりやすく説明できるのか?」ということを
考えている姿を見て、「分化祭からも何か学んでやろう!」というその能動的な姿勢に感動しました。
実験がうまくいって、ご来場頂いた一般の方々にも喜んで頂けるといいですね♪
なお、今年の分化祭は7/14(土)に開催される予定です。
中身については現在検討中ですので、まだここではご紹介できませんが、
先日コチラでもご紹介した『化学で笑顔プロジェクト』も同時に展開して参りますので、
詳しいことが決まりましたらまた追ってご紹介しますので、お楽しみに♪
『化学で笑顔プロジェクト』:https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2012/06/post-6878.html