2012.06.07
今日は1年 生命バイオ分析学科、医療からだ高度分析学科の学生たちは定性分析実験のガイダンス日でした。
ガイダンスでは、担当のましおか先生から実験原理や実験操作の注意点などが説明されました。
学生たちは、真剣に先生の説明を聞き、ガイダンス後すぐに『実験ノート』を作成し、次回の実験の準備を行っていました。
『実験ノート』とは、実験内容を前もってまとめたノートです。
実験当日、学生たちはテキストを見ることなく自分が書いた『実験ノート』を参考にして実験を行います。
『実験ノート』の内容は、人それぞれですが、生命バイオ分析学科のH君のノートは、実験のポイントや注意点、
実験結果を書くためのスペースを空け、あとで見直しても分かりやすいように工夫されていました。
↑ 『実験ノート』を作成するH君
H君が『実験ノート』について話してくれました。
「『実験ノート』を準備するのは大変だけど、苦労した分スムーズに実験が出来ます。これからも頑張ります!」
実験は予習の段階から大切です。
何故なら、実験を行う上での注意点をあらかじめ知っておかなければ、正しい実験は出来ません。
将来の分析化学者を目指し、実験の予習から一歩ずつ着実に進んでほしいものです。
さて、生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の2年生は食品分析化学実験のレポート日でした。
こちらは1年生とちょっと様子が違います。
レポート日の学生たちは、実験のまとめとしてそれまでに提出したレポートを担当の先生に添削してもらい、
さらに質の高いレポートに仕上げていきます。
先生達は学生のレベルに合わせてレポート内容や書き方など、きめ細かく指導をします。
↑ 真面目に取り組む学生たち
昼休みも生命バイオ分析学科のDさんは昼食を取りながら、実験レポートの修正をしていました。
Dさんは食品メーカに内定を頂いており、食品分析化学実験には特に力が入っているようです。
↑ レポートを見直すDさん
Dさんは、「先生に指導して頂いて自分のレポートで足りない点やレポート作成する際の注意点を改めて学ぶことができました。
実験では、食品分野の分析でもよく使われる実験機器を使ったので、よく復習したいです。」
「卒業までに実験技術を身につけ、多くの資格も取得したいです。」と語ってくれました。
学生たちは先生のアドバイスを吸収し、実験データと実験ノートを見直しながらレポートを修正し提出していきます。
実験技術だけでなく、実験結果を正しく伝えるためのレポート作成能力も身につけていって欲しいものです。
By Mac