2012.06.19
本日は関西圏への台風接近の影響で、午後は休講となりました。
しかし午前中は、元気いっぱいの学生たちの姿で、
校舎内は活気に満ちていました。
今日は1年生の「定性分析実験」を紹介します。
実験室では、資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生が
元気に実験を行っていました。
定性分析実験は、ある試料の中に含まれる様々な金属成分を、
これも様々な方法によって検出する技術を身につける実験です。
色んな試薬を加えたり、熱を加えたり、ろ過したりと、色んな操作を行います。
「前期の1年生の実験の中では、この定性分析実験の方が面白いと感じます。」
と答えてくれたのは有機テクノロジー学科のS君。
実験台の上には、カラフルな試料、試薬が並んでいます。
このようにカラフルな色変化や、沈殿が生じるなど、
実験操作によって大きな状態変化が見られるところがこの実験の一番楽しいところ。
「どんな金属成分が含まれているんだろう」
という疑問から、
「見つけた!こんな成分が含まれていたんだ!」
と気づき、驚きを感じることができます。
そして、実験室の各所では、教員を数名の学生が囲んでいました。
これは、今日行った実験の復習、そして次回行う実験の予習を確認しているのです。教員のいろんな質問に対して、考えながら何とか答えていく学生たち。
「(学生)えーと、あ!それは○○だと思います!」
「(教員)正解!」
予習復習というと、難しいイメージでしたが、
なんだかクイズみたいにみんな楽しそうに行っていました。
こうやって楽しく、実験、そしてその技術を学んでいってほしいですね。
あさってには高校の方に我々が出張し、そこで実験会を行います。
今日はその準備が行われていました。
バッテン先生が何やら試薬を薬包紙に小分けしています。
試薬名を覗き見してみると...、
「ルミノール」?
今度の実験会ではこのルミノールという試薬を使用するようです。
科学捜査などでは結構有名な試薬なのですが...。
どんな実験が行われるのか、それは当日のお楽しみです。
こちらではマカロン先生が何やら液体を加熱しながら調製しています。
これも今度の実験会に使用されるのですが...。
どこで使用されるのか、楽しみにしていてください。
出張実験会は、色んな中学、高校などで毎年数回実施しています。
(昨年の実験会の様子↓)
日本分析化学専門学校「せんせのブログ」
手軽な実験によって、化学の楽しさが理解できると、どこへいっても好評です!
本校教員が出張し、対応いたします。
もし興味のある方は、ぜひ直接本校にお問い合わせください!
byあおひげ