2012.06.23
今日は平成24年度第一回目、二回目の基礎化学講座が行われました。
基礎化学講座では普段の授業で学習している基礎化学、無機化学、有機化学をはじめとした様々な科目に共通する化学の内容を全15回にわたって勉強します。
基礎化学講座で学ぶ内容の中には、すでに学んでいる内容もありますが、これからの授業で学ぶ内容もあり、復習と予習を兼ねた講座になっています。
本校は分析化学の知識や技術を身に付けて、社会に必要な人材を育成する学校ですが、本校に入学する学生全員が入学時から化学の勉強が得意であったわけではありません。
高校生の時に化学の勉強をあまりしていなかった学生もいますし、化学に関連した勉強を不得意と感じていた学生もいます。
しかし、そのような学生も本校で化学・生物に関連する分析化学の知識・技術を身に付けて、社会で活躍したいという想いを持って、たくさん入学して来ます。
そのように化学・生物は好きだけど、得意と言えるほどではないという学生を対象として、授業以外に化学の勉強をしようというのが、基礎化学講座なのです。
↑授業中のパスタ先生です。
本日は午前に一回目と午後に二回目の講座が行われました。
一回目は私、バッテンが担当し、二回目の講座は一年生担任のぱすた先生が担当しました。
↑演習問題を解いている愛媛出身のTくんです。
本日受講した愛媛出身のTくんは、高校生の時から微生物に興味を持っており、微生物の勉強がしたいと思い、本校へ入学しました。
Tくんが本校を知るきっかけとなったのは、彼の友人のお姉さんであるKさんが本校に入学していたからです。
ちなみにKさんは、今年3月に本校を卒業し、現在、表面処理の仕事をしています。
Tくんは「高校生の時に微生物に関する実験してから、生物が好きになりました。シャーレの中で微生物が成長していく姿を見ると、初めは目に見えていなかったものが見えるようになり、ワクワクします」と言っていました。
「将来は食品に関する仕事に就きたい!」と思っているそうです。
↑右側が大阪出身のTくんです。昨日のテニス大会では予選突破を果たしましたが、本戦で敗退をしました。
次回の大会に向けて燃えています。
また、昨日、テニス部で関西専門学校体育連盟主催の大会に出場した大阪出身のTくんは、「子供の時からテニスが好きでしたが、テニスを職にするのは難しいと思い、父が見つけてきた就職率の良い本校に入学をしました」と言っています。
二人とも基礎化学講座を受講したのは、普段の授業以外に勉強をすることで、化学に関する知識を増やすとともに、それを自信にして余裕を持って普段の実験で技術を身に付けたいと思ったからだそうです。
この講座を受講した学生全員が化学に対する理解度が高まるように今後も指導をしていきます。
by バッテン