2012.08.05
毎週、土曜日・日曜日のみの通学で分析化学の知識と技術を習得でき、
専門学校の卒業資格も得られる化学分析コースが今日も開講されています。
今朝は、昨日に比べ蒸し暑い朝でしたが、今日も全国から普段は社会人や
フリーター、Wスクールの学生をしている学生達が登校してきました。
今週は珍しく実験のない週で、学生達はみっちりと座学を受けていました。
中間試験以降、少しずつ授業も難易度が上がってきた感じがしますという声も
聞こえますが、学生達もそのままにしてる訳ではありません。お昼休みや
放課後に先生達を捕まえて、質問をしにきて疑問点を解消しています。
今日は放課後に有機化学の命名法と立体構造について質問を受けました。
有機化合物には、同じ物質であっても別名があることがあります。例えば
エタノールとエチルアルコール。
そのあたりが今の1年生達には少しとっつきにくいようです。
M君やFさんからは『この呼び方もありなんですか?』と質問を受けました。
そこで出てきた名称はすべて通用する呼び方でした。こう言うと全部憶えないと
いけないと思われがちです。でもまずはIUPAC名と代表的な慣用名を憶えれば大丈夫。
4つも5つも憶える必要はありません。
もう一つ質問のあった立体構造については、今度分子模型を触って視覚と触覚で
確かめてみようということになりました。今はスマホ向けに、立体的に分子模型を
表示してくれるソフトもあるので、それを使ってもイイかもしれませんね。
彼らは退出時間ギリギリまで、質問をして疑問を解消して帰って行きましたが、
そのうち一人は今夜から九州まで帰省するとのことでした。彼らのバイタリティに
負けないように、私たちも頑張りたいと思います。
by ドラ一郎