2012.08.25
週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に
2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)化学分析コース。
このコースは定員20名の少人数制で、技術職への転職や再就職、現職におけるスキルアップや、
国家資格の取得、事業の拡大などを目的とした社会人や大学生が、全国各地から通学しています。
本校は明日、ある国家資格の実技試験会場になります。その資格とは、化学分析技能士であり、
化学分野で唯一、実技試験が科せられる国家資格です。つまり、化学分析の実務に必要とされる
技能があることを証明できる資格で、受験者は実際に医薬品や食品、材料、環境等の分析業務に
携わっている方が対象となります。通常、受験するために実務経験が2年間必要となりますが、
本校における2年間のカリキュラムが、実務経験に相当すると厚生労働大臣から認定されている
ので、本校の学生は卒業した年から受験する機会が与えられます。また、実技試験会場は大阪で
本校だけが厚生労働大臣に指定されていますので、明日は多くの卒業生が学校に戻ってきます。
昨年度の様子はこちらをご参照ください。
そのような中、化学分析コース2年生のT君は明日、この化学分析技能士の1級試験に挑戦!
T君は現在、東京の資源再生に関わる企業で化学分析の仕事をしていますが、この実務経験で
受験することができるのです。T君が化学分析コースに入学した目的は、分析スキルの向上と、
それを客観的に証明できる化学分析技能士1級の資格取得でした。自身の分析技術を磨くことは
もちろん、勤務する企業で、後輩や部下を育成することも入学目的でした。それらの目的に向け、
これまでに綿密な準備をしてきたT君に明日への意気込みを聞いてみました。
『化学分析技能士1級合格は、化学分析コースに入学した目的の中でも最も大きい目的です。
職場でも明日の実技試験に向けて、シミュレーションを重ねてきました。不安がないと言えば
嘘になりますが、もうやるしかないですね。今夜、最後の見直しをして明日の本番に臨みます!』
という意気込み。本校での実技試験の調子で臨めば大丈夫!いつも通りの力を発揮してくれると
信じています!
by あずみ