せんせのブログ

後期の新しい実験に向けて

2012.09.11

 後期が始まって2日目。
昨日に引き続き、今日は2年生の生命バイオ分析学科の「卒業研究」、
そして1年生は「機器分析化学実験」のガイダンスが行われていました。
いずれも、後期から開始の実験で、
学生たちは真剣にガイダンスに聞き入っていました

・また新しいことを学んで、レベルアップを目指す

 1年生の生命バイオ分析学科、医療からだ高度分析学科のクラスのガイダンス風景です。
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もう後期に入って2日目ですので、浮かれている様子はありませんね。
みんな新しい実験の準備に、真剣に取り組んでいます。
この「機器分析化学実験」は、分析化学を学び、
実践するうえで必ず必要となる「分析機器」について、
実際に使用しながら学んでいきます。
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写真は、せんぱい先生が「高速液体クロマトグラフ」について、熱血指導されている様子です。
この「高速液体クロマトグラフ」は、
液体試料の成分を分析する装置で、医薬品や食品、材料などの多くの業界で活躍する分析機器です。
このガイダンス、そして実験を通じて、
学生たちはまた一つレベルアップし、夢に近づいていきます。
レベルアップしたみんなの姿を早く見たいですね。

・先輩から後輩に引き継がれる「伝統」は、卒業研究でも...

2年生の生命バイオ分析学科は、今日から卒業研究開始です。
ガイダンスが終了すると、
資料室で調べ物をする班、教室に残って今後の実験の進め方を議論する班、
そしてさっそく実験室に飛び込み、実験準備に入る班と様々です。
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その中でも、実験室では、本校ならではの光景を目にしました。
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この写真は、4年生が2年生に装置の使用方法の説明を行っているところです。
たまたま4年生が卒業研究で使っていたところに、2年生が訪れたため、
4年生が親切に教えてくれたようです。
左端に写る医療からだ高度分析学科のN君が、
大勢の2年生に対して、丁寧に説明してくれています。
本校では、分化祭などの学校行事、道頓堀川水質調査などの課外活動においても、
上級生が下級生に直接指導しながら、その内容が引き継がれていきます。
卒業研究においても、その本校の良き「伝統」が見られました。
これから卒業研究を始めていく2年生達にとって、
これほど心強いことはありませんね。
先輩たちにも助けられながら、是非、良い卒業研究を作り上げてほしいと願います。

・毎日の清掃も戻ってきました

毎日の放課後の清掃風景も戻ってきました。
教室、トイレ、階段と各所を学生たちが綺麗にしていきます。
身の回りを自分たちで清潔に保つ、ということも、
正確なデータを扱う上でとても重要なのです。
前期の初めころは慣れずに手間取っていた1年生たちも、
後期に入ればテキパキとこなしていきます。
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また、生命バイオ分析学科2年生のD君も、
手慣れた手つきで4階のホールを清掃していました。
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今日は卒業研究終了後の清掃ということで、
「卒業研究では、自分たちの今日までの準備不足も痛感しました。
これからはみんなと話し合いながら、どんどん挽回して、
良い卒業研究にしたいです。」
と今日の反省と、今後の卒業研究に向けての意気込みを、
清掃しながら話してくれました。
すべてが毎日の積み重ねです。
今日の清掃のように、コツコツと卒業研究も積み上げていけば、
必ず良いものができます。
これからきっと、彼は卒業研究で活躍してくれると思います。

彼も含めて、2年生、4年生みんなの卒業研究の成果を期待したいですね。

byあおひげ