せんせのブログ

文武両道

2012.09.21

こんにちは!ましおかです。

今週に入り、朝夕が急に涼しくなりましたね。
体調管理には気を配っていかなければなりません。

実験室は熱いです!

後期が始まってちょうど2週間が過ぎました。
涼しくなってきましたが、卒業研究で実験室は熱気ムンムンです。

まずは、毎回全員で集まって前回の申し送り事項や注意事項など連絡し意思統一をしてから実験に入ります。

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こちらの実験室では、先週のブログで紹介した納豆やオクラから繊維の材料を取り出し、
その性質を調べるために熱分析装置で測定を行っていました。
有機テクノロジー学科のK君とH君が測定をしており、「自分達の予測とは全く異なるデータが出て、ビックリしましたが、
そのデータを解析後、担当のパスタ先生と相談して、方向性を見いだすことができました。」
と早くも分析化学者らしく頼もしい一言を言っていました。

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こちらでは、 資源分析化学科のW君がなにやら大がかりな装置を組み立てていました。

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彼らは、せんぱい先生のもと、外部の方との共同研究で「大阪湾のアマモ生息域」の調査をしているグループです。
この装置は硫化物を測定する実験で使用するものだそうです。
土壌中に含まれる硫化物がアマモの生育を阻害することがあるということで、生息域の土壌環境を測定するのだそうです。
このように本校の卒業研究ではかなり専門的な調査まで行うのです。

その頃3年生は・・・。

別のフロアに行くと、医療からだ高度分析学科3年生が、「医薬分析・臨床検査実験」の実習をしていました。

本校には、2年制の3学科(資源分析化学科、生命バイオ分析学科、有機テクノロジー学科)に加え、
4年制の医療からだ高度分析学科があり、2年制の学科の知識に加えて、
品質管理や特許申請まで幅広い場面で役立つ知識と技術の修得を目的とした学科なのです。

その医療からだ高度分析学科のI君に聞くと、「透析膜にそれぞれタンパク質とアミノ酸をいれて、透析の仕組みを調べています。
分子量の大きさによって透析膜を透過するものとしないものがあるのです。」と答えてくれました。
さすがに3年生にもなると話し方にも貫禄が出て、説明も分かりやすかったです。

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透析膜に入ったアミノ酸を透析中こちらは分析に必要な緩衝溶液を調整中のKさん

課外活動もしっかりと

実験棟でのインタビューを終えて外に出ると、講義棟の正面にユニフォーム姿の学生たちが集まっていました。
彼らは課外クラブ活動の1つであるサッカー部の部員たちでした。
10月27日に開催されるフットサル大会へのエントリー用の写真を撮っていると言うことでした。
実験室で見る姿とはまた違った頼もしさがあります。試合頑張って下さい!

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まさに文武両道ですね。学生たちには後期も走り続けでほしいです。

by ましおか