せんせのブログ

企業見学先の企業の方が、逆に本校を見学に!

2012.10.03

本校では、年に数回、企業見学会を実施しています。これは、分析化学を学んでいる学生にとって、
今学んでいる知識や技術が実際の現場ではどのように生かされているのかを、その目で見て学ぶた
めに行っています。

 今年度も、5月、7月、9月と企業見学会を行い、いろいろな企業様や団体様を見学させて頂き
ました。
今日は、その5月に見学をさせて頂いた企業様が、逆に本校の施設を見学に来られました。来られ
たのは、株式会社ニチノ―サービス大阪事業所の所長様と人事の方でした。この企業は、日本農薬
株式会社のグループ会社として、農薬や化学薬品などの生産からその分析業務などを行っておられ
ます。

今年の5月に本校の学生が見学をさせて頂いた様子は、こちらのブログをご覧ください。
 https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2012/05/post-6863.html

本校が普段、どのように学生に「分析」を指導しているのかを実際に見てみたいということで、
本校の機器や施設を見学に来られたのです。
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実験棟で、各種分析機器をご覧頂きながら、現場で求める人材について、いろいろと意見交換を
させて頂きました。

1つの分析装置をただ使えるだけでなく、その原理から構成を知り、維持管理ができる人が必要で
あるということでした。
本校では、1年生の内に、機器分析化学実験で、本校にあるほとんどの分析機器を経験します。
そして同時に、授業でも分析機器の原理について学びます。今回の企業様からのお話を聞き、教員
という立場として、少しでも企業へ入った時に役立つ知識と技術を身につけた学生を育てなければ
いけないと改めて感じ、これまで行ってきた指導内容が間違ってはいないということも確認できた
瞬間でした。

このような企業様からの見学は、これが初めてではありません。
これまでにも、何度か企業様からの見学を頂いており、その時の様子は、こちらをご覧ください。
・トヨタテクニカルディベロップメント株式会社
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2011/10/post-6670.html
・株式会社三井化学分析センター
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2011/06/post-6585.html

さあ、明日は卒業研究もあれば、定量分析実験もあります。
学生の皆、将来企業で活躍できる人材となるためにも、まずは1つずつ目の前のことをやっていきましょう!

By ぽてと