2012.10.05
こんにちは!!ましおかです。
本日も実験室は活気にあふれていました。
昨日、ベース先生のブログで1年生の定量分析実験について書かれていましたが、
本日は、私ましおかが担任をしている生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の定量分析実験がありました。
「定量」とは、ある液体の「濃度」や物質の入っている「量」を調べることを言い、
分析の中でも基本的かつ非常に重要となる技術の1つです。
今回は、滴定の実験を行っていました。これは、前期の基礎化学実験でも少し行っていますが、
定量分析実験では、もう少し踏み込んだ内容で実験を行い、数値的な取り扱いも厳密なものになります。
生命バイオ分析学科1年生のN君も操作を行っていました。
「前期の定性分析実験と違い、今回は"量"を調べるので、
よりしっかりとした操作が必要ですので、緊張します。」と話してくれました。
N君、大丈夫ですよ。
春から始めた実験でメキメキと実験操作の力がついています。
自信を持って行いましょう!
このような環境の中で、自分達の技術が上達できることを実感していき、自信に繋がっていくと思います。
日に日に実験操作が上達するだけの実験の数が本校にはあります♪
同じフロアの恒温器を覗いてみると、生命バイオ分析学科2年生の卒業研究で
植物に関する実験を行っている班の経過観察用のサンプルがありました。
こちらも1年生に負けずに順調に成長しています。
また、医療からだ高度分析学科4年生の卒業研究で、
微生物が生産する「界面活性剤=洗剤」の研究班のサンプルがありました。
微生物が洗剤を作り出すというのは、とても不思議です。
さらにこの菌は、蛍光色素を生産するので、紫外線を当てると光るようです。
やはり4年生、レベルが高い。
このように同じフロアで実験を行うことにより、
上級生が後輩に器具や試薬の使用方法を教えることもあります。
「人に教わる」、「人に教える」事により、
実験技術以外の事もしっかりと学んでいけるのです。
by ましおか