2012.10.07
毎週、土曜日日曜日に社会人やフリーター、Wスクールの大学生などを対象に分析化学の知識と技術を習得するために開講している化学分析コースが今日も開講されています。
しかし今日はいつもとなんだか教室の雰囲気が違います。今日は昨日のあずみ先生のブログにもあったように国家資格「公害防止管理者」の試験日なのです。2年生は2名の受験でしたが、1年生は5人受験のため公欠を取っていたのです。1クラス最大20名の化学分析コースでは5人も資格試験受験のために不在だと、少し寂しい気もします。
でも登校している残りのメンバーは朝から夕方までじっくりと授業・実験に取り組みました。
1年生は午後から新しい実験のガイダンスを行いました。その名も「応用分析化学実験」です。これまでの実験は、「滴定」をマスターするとか「クロマトグラフィー」を理解するだとか、1つの知識・技術をマスターしようという目的のものがほとんどでした。しかし応用分析化学実験では、今まで習った技術を元に、実際の食品や河川の水などを分析します。
実施回数は他の定性分析実験や定量分析実験に比べ、少ないのですが、それでも他の実験にない内容を経験できるとあって、学生達も教える側のM木先生も「この実験は楽しみですねぇ」と話していました。私も非常に楽しみです。
公害防止管理者の試験(水質第4種)を受験していた学生も、水質第1種の試験より早く試験が終わるため、4時間目の途中には戻ってきてガイダンスの受講をしていました。みんな本当に熱心です。
この実験では定量分析実験で習った内容を応用したものが半分以上ですので、先行して学んでいる定量分析実験をしっかり復習しておいて下さいね。
by ドラ一郎