せんせのブログ

分析化学者へのステップ

2012.10.15

こんにちは。ぱすたです。
本日は、3週間ぶり(創立記念日と祝日のため)の月曜日の授業です。
実験を楽しみにしていた学生がたくさんいます。

自分で考えることの大切さ。

2年生の卒業研究もスタートし、1ヶ月あまりが過ぎました。卒業研究では学生が数名のグル
ープに分かれ、テーマに合わせて実験をしてディスカッションを行います。その成果を2月に実施
される卒業論文の発表会で報告します。
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写真は2年資源分析化学科のMくんです。
Mくんたちのグループは、自分たちの身近な河川の水を採取し、その水の成分を分析し、その水が
どの程度汚れているかを調べています。

Mくんに今日の実験で何をしているかを聞くと・・・
「水の中に含まれているリンの量を測定するための前処理を行っているところです。ホットプレー
トで加熱のあとは1年生の時や2年生の前期に行った実験方法を使って分析を行います。」と現在
行っている実験を説明してくれました。


また、ほかの部屋では有機テクノロジー学科の学生がディスカッションしている様子が見られまし
た。
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彼らは、私パスタの卒業研究のグループです。
写真左のKさんは「これまでに測定したデータの解析中です。今までの実験と違い、自分たちで
作った未知なるものを測定しているので解析を行うことが楽しみです。」と卒業研究の醍醐味を
語ってくれました。
卒業研究はグループ内で1つのことを作り上げていくものです。自分たちで考えながら何か結論
を出すことは卒業研究のみならず社会人としては必要な力になります。研究は思い通りに進まな
いこともあると思いますが、諦めずに結果を追い求め、発表時には胸を張ってプレゼンをして下
さいね!

1年生も実験に励んでいます。

1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生も実験をしています。
1年資源分析化学科のSくんが何やら眺めています。
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赤外吸収スペクトル法で測定するためのサンプルを作成していました。測定用の膜を作成するの
ですが、この膜を作るためには、"コツ"が必要になります。
出来ているか聞くと...「うまく出来た!!」と喜んでいました。"コツ"のようなものを身につ
けたようです。


一歩一歩、分析化学者へと近づいていく姿が見られました。

夢を叶えた学生

今日は自分の夢を叶えた学生を紹介します。

2年有機テクノロジー学科のSさんは、化粧品・医薬部外品・健康食品を作る会社に内定が決
まりました。Sさんは自分の肌が弱く、そのような自分のような悩みを持った人でも使うことが
できる化粧品を作りたいと思い、本校に入学しました。
この夢を叶えるためにバッテン先生の指導を受けながら、内定にこぎつけました。
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本校で学習した成果を働き始めても活かして下さいね。

By ぱすた