2012.12.10
今日は、(社)大阪府専修学校各種学校連合会主催のイベント、『19才のプレゼンテーション』が開催されました。
専門学校生が将来の夢(シゴト)に向かって今頑張っていることや
成長したことなどを自ら発表するイベントです。
実はこのイベントの企画運営には、本校の校長も関わっています。
プレゼンテーターは様々な分野の専門学校生であり、
大阪の専門学校約200校の中から9名が選ばれました。
もちろん、本校学生も参加しています!
こちらはイベントの案内ですが、
一番したに写っているのが本校からのプレゼンテーター、有機テクノロジー学科のNさんです。
当日まで準備を重ねてきたNさん。さあ、緊張のイベント開始です!
様々な分野の専門学校生が、その仕事に興味を持ったきかっけや、
その中で見つけた夢、そして成長、将来の夢をキラキラとした表情で発表していきます。
上は美容士やブライダル、自動車整備士などを志している学生のプレゼンです。
専門学校は「社会に一番近いところで学ぶことができる」というのが大きな特徴です。
ですから、彼らのプレゼンにも、まるで社会で働いているかのような、
そんな風景写真が多く登場していました。
常に社会を意識するからこその大変さもあるものの、だからこその成長、
そしてその喜びが溢れているのが聴衆に生々しく伝わってくるプレゼンばかりでした。
専門学校はもちろん「職業に就くための学校」ですから、
彼らは「こんな職業に就きたい」という夢があるわけですが、
もともと高い志があったわけではありません。
もちろん、入学から今日まで大きな成長をした!と今日プレゼンした9名についてもそれは例外ではなかったようです。
きっかけは本当に小さな憧れや興味。
その小さな芽が、学びの中で暖められ、育まれ、大きな夢として花開いた様子が手に取るようにわかるプレゼンでした。
今日会場にいた高校生にとっては、ステージ上の専門学校生は
夢に向かって走り、成果を手にした、いわば「カリスマ」だったのかもしれませんが、
ほんの1~3年ほど前までは自分たちと全く同じ目線だったことが実感できたのではないでしょうか。
「小さな夢を大切にして欲しい」
そう口にしたプレゼンテーターの言葉が、とても印象に残る時間でした。
そして、9人中、7番目に登場したのが、本校の学生、2年有機テクノロジー学科のNさんです!
彼女が「化学者になりたい」と思ったのは、皆さんご存知、「科捜研の女」で
白衣の女性に憧れたことがきっかけ。
この話の時には、高校生から「知っとる!」「わかるわぁ」などと、共感の声が聞こえました(笑)
このドラマでもお馴染みの、血液を検出する「ルミノール反応」に使う試薬「ルミノール」も、
化学者になると手作りできます。彼女も本校のカリキュラム内で合成し、
とても印象深かったということで、その演示が行われました。
そして、すべてのプレゼンが終了すると、表彰式です。
優秀なプレゼンテーター3名に表彰状と記念品が授与されますが・・・
本校のNさんは、なんと大阪市長賞を受賞しました!!
今日一番のピカピカの笑顔です。本当におめでとう!
最後に・・・実は今日のこのイベントのスタッフも専門学校でした。
本校の学生も多く活躍し、イベントを盛り上げました。
「様々な専門分野があって、僕は今化学者を目指して頑張っているけれど、皆がそれぞれの道で頑張っているんだなぁと感動しました。
道は違っても努力しているのは皆一緒だし、専門学校という短い在学期間を目一杯生きていると知って、
自分も頑張ろう、有意義に過ごそう!って思いました。」とは、誘導のIT君。
「一つのイベントを成功させるために、多くのスタッフが協力し合う現場で貴重な経験をすることができました。
なかなかこのような裏方を見ることができないので、楽しかったです。」とは、出演者控え室対応のIS君。
「他の学生のプレゼンをみて、自分ももっと頑張ろうって力をもらいました。これからも
こういう機会があればもっとチャレンジしていきたいと思うようになりました。」とはステージ設営で活躍したN君。
「プレゼンテーターは皆かっこいいと思いました。今できることと、社会人になってしなくてはならないことを
私もしっかり頑張っていきたい、と思いました。今日はどんどんやる気が高まったし、しっかり役割が果たせてよかったです。」
とは、会場誘導のSさん。
「他の専門学校生が頑張っている姿を見て、それに負けないように頑張ろうってやる気が出てきました。
今日はいろいろな分野の知識が得られてよかったです。」とはステージ設営Y君。
「この企画の運営スタッフとして参加でき、より成長できた気がします。責任ある仕事でしたが、本当にいい経験でした!」
とはタイムキーパーMさん!
今日見られた高校生の笑顔、好奇心にあふれた目の輝きは、
こういった、ちょっと前を走る先輩たちの手で作られたのです。
頼もしい7名の学生たち!
今日は本当にお疲れ様でした!
byアビー