2012.12.15
こんにちは。ぱすたです。
今日は、平成24年度第2回土曜化学実験会が開催されました。
土曜化学実験会とは、年に2回実施される実験会で小学校・中学校・高校の
先生方や生徒の皆さんが本校に来校され楽しく実験を行う行事です。先生方に
おかれましては、高校や中学校での授業の参考にして頂いたり、化学部などの
クラブ活動に活かして頂いたりしています。
本格的な冬を迎え寒い日でしたが、今回も多くの先生方や生徒さんに参加して
いただき、「熱い」日となりました。
今回は、2つの実験を行いました。
1.氷砂糖で色のアート
2.ミルクでキャンパスに彩りを
ガラスの管に粉末にした氷砂糖を詰めて、
ほうれん草に含まれる色素の分離をしました。
まずは、ほうれん草を細かく切っているところです。
細かく切りました。
ほうれん草の色素成分を取り出す液体を慎重に量っています。
うまく量ることができました。
ガラス管に、氷砂糖を砕いたものを入れ、ホースでたたきました...
これも実験操作で大切なものです。
振動を与え、氷砂糖をぎっしりと詰めました。
ほうれん草の色素成分を取り出した溶液を、先ほどのガラス管に通すと...
なんと、ほうれん草の色素成分が分離して、緑色のほかに黄色を
確認することができました。
絵の具は、柔らかく紙やキャンバスの上で広がるように、顔料に
結合剤を混ぜることで出来ています。
今回はいくつかの色のついた顔料と結合剤を作り、オリジナルの
絵の具を作りました。しかも、結合剤の材料は、なんとミルクに
含まれる成分から取り出しました。
顔料となる試薬を量り、水に溶かしました。
ミルクから取り出した成分と顔料を混ぜ、オリジナルの絵の具を
作りました。
たくさん絵をかきました。
参加していただいた先生方の感想は
「今回行った実験をアレンジして授業で行いたいです。」
「色素分離を行う実験がとても楽しかったです。とても参考になりました。」
「氷砂糖を実験で使うのは意外でした。授業でやりたいです。」
と今回の感想を寄せていただきました。
高校生の参加者は
「ほうれん草の色素が緑色だけではなく、黄色も含まれることがわかりました。楽しかったです。」
「当たり前のように使っていた絵の具が、ミルクを使って作ることができ驚きました。」と
日常生活にあるものを分析したり、自分たちで作ることができて楽しかったようです。
本校では、これまでに化学に対して「楽しい!」と思い、「すごい」と思っていただくことを
目的にたくさんの方ををお迎えし、実験会を開催してきました。
今回の土曜化学実験会でも本当に多くの数の笑顔をいただくことができました。
「化学は人の役に立つ。化学は人を笑顔にできる」ということを皆さんに知っていただくため、
「化学で笑顔プロジェクト」が進行しています。今日の実験会中も、
「化学で笑顔プロジェクト」に掲載させていただく「笑顔」を撮影させていただきました。
今後も、各種実験会や学校行事のときに皆さんの「笑顔」をいただきたいと考えています。
ご協力、よろしくお願いします。
byぱすた