2012.12.22
昨日のブログにも書かれているとおり、平日通学している学生達にとっては昨日が2012年、最後の授業・実験日でした。
多くの学生達が今日から冬期休暇に入っている中、本校では化学実験技能検定の準2級実技試験が行われました。
化学実験技能検定は普段、授業で学んでいる分析化学の知識や実験で習得している技術がどれくらいのレベルなのかを検定する資格試験です。
筆記試験は10月に行われ、多くの学生が合格しました。
筆記試験の様子はこちらのブログをご覧下さい。
化学実験技能検定の実技試験を受験したJくんは10月の筆記試験で大学卒業レベルの準2級に合格しており、今日はその準2級の実技試験に臨みました。
↑実技試験で使用する試薬です。
実技試験は、金属の分離・同定を行う定性分析実験と溶液中に含まれる金属濃度をもとめる定量分析実験からそれぞれ1つずつ、計2つの課題が出題されました。
検定試験開始、すぐは緊張のため、Jくんは何をやればいいのか分からなくなってしまったそうです。
しかしながら、実験操作を進めていくと徐々にやるべきことや普段の実験で身に付けた技術を思い出し、操作中に気を付けなければならないことも思い出したそうで、その後はスムーズに実験操作を進めることができたと検定試験終了後、言っていました。
Jくんは大阪府出身で高校卒業後、すぐに本校に入学した学生です。
海に近い場所に住んでいることから子供の時から海で遊ぶことが習慣になっており、その時から大人になったら自然に関する仕事をしたいと思っていたそうです。
高校2年生の時、進路選択をする中で高校の先生には大学への進学を強く勧められたそうですが、大学に入学するよりも、一日でも早く社会貢献をそして、自然に関わる仕事をしたいという気持ちから本校を進学先に選んだそうです。
Jくんは将来、水質分析に係わる仕事をしたいと思っており、本校の環境委員会が実施している道頓堀川水質調査にも参加して水質分析の技術を身に付けようとしているそうです。
自分の夢をかなえるために自ら努力を惜しまない学生を紹介しました。
明日は本校で中級・上級バイオ技術者認定試験が行われます。
明日も今日と同じように自分の夢と向き合っている学生が紹介されますので、お楽しみに!
by バッテン