2012.12.25
私が企業訪問のため出張している間に、学校では嬉しいことが起きていました。
資源分析化学科2年生の内定です。
就職指導を担当されていたせんぱい先生が嬉しそうに、お話しして下さいましたので、
ご紹介しましょう。(ご本人は写真に写ってないんですがねw)
まずは、写真右のT君。
彼は、せんぱい先生の卒業研究「大阪湾のアマモ自生域の環境に関する研究」の班員の中で、
唯一内定を獲得出来ていなかった学生だったので、せんぱい先生も班員も、
大変気掛かりだったということでしたが、見事住友化学グループの企業に内定をしました。
今日は、冬休みではありますが、たまたま卒研班全員が登校し、
論文と要旨の作成をしていたそうで、彼の内定を全員で喜び合ったそうです。
彼は目に涙をためて、「あかん、泣きそうや・・・。」と言っていたようです。
せんぱい先生は、
「年内に内定することをを目標にしていたので、遅れながらも内定をもらえ、
一安心した涙だと思います。」と、満面の笑みを浮かべて語っておられました。
そして、写真左のU君。
彼は、他の専門学校入学、中退、就職するも、環境に関する企業に就職できず、
本校へ入学してきたという、少し回り道をしてきた学生です。
ストレートで入学してき学生と異なり、企業はどのタイミングで、どんなことを考え、
人生を歩んできたのか?というところに面接の力点を置かれます。
人生のターニングポイントでの彼の気持ちを一つ一つ聞き、U君と二人三脚で指導を
されてきたせんぱい先生。
さらに、彼自身があまりハキハキとした物の言い方ができないこともあり、
その点を含め、根気よく指導をされてきました。
内定を頂いたときの心境をせんぱい先生は次のように語ってくれました。
「彼の経歴などを考えると、正直内定はかなり難しい学生でした。
諦めず、人生をかけて環境を守るための仕事に就くと決めたU君の思いが、
内定を勝ち取ったのだと思います。
内定を聞いたときは、彼ももちろん喜んだと思いますが、
これまで一緒に就職活動をしてきた・・・という意識が強く、
私自身が内定したかのように嬉しかったです。本当に良かったです。」
二人のことを語るせんぱい先生は、本当に良いお顔をされていました。
学生の喜びを自分のことのように喜べる教員は、せんぱい先生だけではありません。
本校の先生は、いや、もっと言うと本校の事務職員も含め、
こうした学生の喜びや成長を、一緒に喜び合える仲間です。
私自身は、こうした教職員と一緒に仕事が出来る喜びを今日は改めて感じた日でした。
byすくろーす