2013.01.05
毎週、土曜日・日曜日に社会人やフリーター、Wスクールの学生などを対象に
分析化学の知識と技術を身に付けるために開講している化学分析コースですが、
平日の学生よりも一足早く、新年の授業が始まりました。
土日のみで受講できる特徴を活かして、遠方から通学している学生もいます
ので、特に雪の多い地域から来ている学生もいます。通学が心配されるほどの
寒波でしたが、新潟からも長野からも無事に登校し、新年の授業を迎える事が
出来ました。
今日、新年1日目は珍しく1年生も2年生も授業のみの1日でした。1年生の
新年1つめの授業は私の担当で、赤外吸収スペクトル分析法でした。赤外線と
いうとコタツなどから出ている暖かくなる光(電磁波)ですが、これも分析に
応用されています。今までの授業で学んだ光(電磁波)と絡めて説明をして
いきました。
今日の授業の中身自体の質問は有りませんでしたが、休み時間にはMさん達
数名から「年末に行った応用分析化学実験のレポートについて計算が分から
ない」との質問が寄せられたので放課後希望者のみにプリントを配布して
説明を行いました。こういう小回りが効くところも化学分析コースのいい
ところですね。
年末年始に自宅で考えてみたものの、考察で必要な半減期が求められないと
いうことでしたので、写真にあるプリントを使って作図で求める方法と計算で
求める方法を説明しました。
一通り説明した後、学生達は自分達のデータを元に計算し直しているようです。
この実験ではこれまで学んできた基礎化学実験や定量分析実験、それに有機
化学や物理化学で学んだ知識を総動員する必要がある実験です。でも解き
ほぐしていけば、今までの知識で理解していくことが出来るはずです。
放課後の説明を元に、今晩考察の部分を仕上げてみてくださいね。
では、これからまた1年頑張っていきましょう!
by ドラ一郎