2013.01.28
本校の平日登校するコースでは、先週の木曜日に今年度授業・実験が終了し、
最高学年の学生以外は先週金曜日より約2か月の春休みに入りました。
最高学年、つまり、2年制学科の2年生と、4年制学科の4年生も
授業・実験は終了しているものの、
2月2日(土)の卒業研究発表会を目前に控え、
今日も論文作成と発表用スライドデータの作成に取り組んでいます。
先週金曜日の卒業研究発表会予行演習では教員から多くの指摘を受けることで、
「自分たちの研究はまだ発展途上である」ということを実感し、
より完成に近づけるために班員は全力投球で取り組んでいます。
走っているのは学生だけではありません。こちらは午後の教務室内の様子。
先生たちも、指導担当学生が作成した論文と真剣な顔でにらめっこし、
真っ赤に添削した論文を手に学生のところと教務室を慌ただしく往復する一日でした。
先生にとっても、卒業研究発表会直前のこの数日間は、
一年の間でも、最も忙しい時期です。
2年間あるいは4年間の集大成として行う卒業研究は、
やはり最高の出来に完成させ、社会に巣立つ上で一番の自信にして欲しい・・・
そういう思いを精一杯込めて指導しているのです。
また、この卒業研究の指導が終われば、
2年生、4年生への指導はすべて終わり、ということになります。
直接対峙できる残されたあとわずかな時間、精一杯学生と関わり、指導したいという思いもあります。
この、「学校にいるのはあとわずか・・・」という感慨は教員だけではなく
学生達も感じているようです。
中には、「論文作成が忙しくて全く実感わかないですっ!」という学生もいましたが、
「たくさん意見を交わし、共に頑張った班員と過ごす時間が残り僅かなのが名残惜しいです」
という声を今日は多く聞きました。
その一人が、下の写真の左の学生、資源分析化学科2年のT君です。
(卒業研究指導担当のベース先生と打ち合わせ中のひとコマです。)
T君曰く、「研究班のメンバーとは、もともと物凄く仲が良かったわけではなく、
同じテーマで研究したい、というつながりで集まったんです。
でも、研究を一緒に行ううちにお互いの持つそれぞれの得意なことを発揮し合い、
今はとてもいい研究が出来ていると思っています。
卒業が間近、という実感はあまりないけれど、卒業後、班員と今ほど会えなくなるのは寂しいです。」
複数名のチームで行う研究では、班員との意見の相違があったり、支え合ったり。
人と人との関わりの中で、かけがえのない財産を得ることができます。
知識や技術を深めるのはもちろんですが、発表会までのあと数日、
人間的にも深める時間として欲しいと思います。
気合十分の学生たち!体に気を付けて、あと少し走り抜けましょう!
byアビー