2013.01.29
今日も寒い一日でした。日本各地では大雪が降っているところもあるよう
です。その一方で、本校は今日も学生たちの熱気で溢れ、外の寒さを吹き飛
ばしそうな感じでした。
明日は卒業論文の提出日。
資料室や教室など、本校の各所では2年生と4年生が卒業論文の作成に一生懸
命取り組んでいました。卒業論文の提出に向けて、みんな頑張っています。
↑ 卒業論文を作成する学生
卒業研究は、昨年の春に準備が始まり、研究テーマの決定、研究の準備や
実施、資料の作成などを経て、今週土曜日に開催される卒業研究発表会まで
1年間かけて行われます。卒業研究は班単位で進めていきますが、その中で
班員とディスカッションしたり、指導の先生に相談したりして研究を進
めていきます。
↑ 担当の先生の指導を仰ぎながら
今頑張っている学生たちは、春には様々な分野で活躍する分析化学者とし
て旅立ちます。グループで卒業研究を行う経験は、分析化学者として社会に
出てチームで仕事をする際に役に立つでしょう。明日の卒業論文の提出、土
曜日の卒業研究発表会に向けて今週はラストスパートの1週間です。寒さに
負けずに最後まで頑張って欲しいと思います。
卒業論文の作成と並行して卒業研究発表会の準備を進めている学生もいます。
生命バイオ分析学科のTさん、Y君と有機テクノロジー学科のT君は発表会に
向けて質疑応答の準備をしていました。
↑ Tさん(真ん中)、Y君(左)、T君(右)
Y君は「質疑応答の準備として、違う分野の視点からの意見を聞いていま
す。発表本番では聴講者に分かりやすく伝えたいです。」と言っていました。
先日の予行演習で出てきた反省点を改善できているか、発表資料の確認に余念
がありません。色々な観点からで意見を出し合い、卒業研究発表会に向けて
今よりもさらに良いものが作られていきます。
資料室を覗いてみると有機テクノロジー学科1年N君と資源分析化学科1年の
M君が過去の卒業論文や本年度の卒業研究発表会の要旨集を調べていました。
↑ N君とM君
彼らに何をしているのかと尋ねてみると、
「2年になったら取り組んでみたい卒業研究について調べています。興味が
ある内容の研究テーマがたくさんあります。土曜日の卒業研究発表会では、
先輩にいろいろ質問してみたいです。」と熱く語ってくれました。
N君は将来、医薬品の品質管理の仕事、M君は環境分析の仕事に就きたいと
のことです。彼らは自分の目標に向かって、目的意識を持って行動している
ようです。1年生の彼らは「春期休暇中にいろいろな面で成長したい」とも
言っていました。先輩の頑張る姿を見て、良い刺激を受けているようです。
彼らからは先輩に続きたいという意志が伝わってきました。
By Mac