2013.02.02
今日はいよいよ「卒業研究発表会」の当日です。
今日に至るまでの2・4年生の学生たちの奮闘ぶりについては、
このブログでも何度も紹介してきましたが、
その努力の成果が、今日発揮されます。
卒業研究のテーマは
水質、環境改善、植物、微生物、プラスチック、接着剤、医薬品などに関連するもので、
2年生と4年生合わせて計21テーマあり、
そのすべてについての発表が行われました。
(本校校長のかりめろ先生のあいさつで、発表会スタート!)
会場はドーンセンター7階の大ホールです。
広い客席と、本校外部から来られた方も含む多くの聴講者を前に、
皆、緊張の表情で発表に臨んでいました。
2年制学科の卒業研究は、2年後期の約半年間行われます。
しかしこの卒業研究を実際に進められるようになるまでに、
2年生になってすぐの4月から、
研究テーマの検討、実験内容の検討、
そしてその実験に必要な試薬や器具類のリストアップなど、
様々な準備が行われてきました。
また、研究を進めていくのに、
1年生の頃から学んだ技術や知識も総動員されます。
今日の卒業研究の発表は、実質的には「2年間の集大成」となります。
2年生達は、先週には予行演習も行い、
そして卒業論文の作成、提出を経て、今日という日を迎えました。
準備万端!
ではあるはずですが、それでも今日が「2年間の集大成」となると思うと、
やっぱり緊張してしまいます。
発表を次に控えた班の学生たちは、一旦ホールを出て、
舞台のそでで待機します。
そこには座席も用意されているのですが、
「緊張して座っていられません...」と、
その座席付近でうろうろしながら待機する学生も多くいました。
(次の発表を待つ班。緊張感が背中越しから伝わってきます...。)
しかしさすが2年生、
いざ本番になると、緊張しながらも見違えるような素晴らしい発表を、
全ての班がしてくれました。
2年生の担任をしている私も、ホッと一安心です...。
今年度から4年制学科の卒業研究も発表に加わっています。
4年制学科の卒業研究の期間は、
2年制学科と異なり、1年間あります。
1年間の研究成果とあって、
その内容はとても充実したものとなっていました。
後輩達の見本となるような素晴らしいプレゼンテーションと研究内容でした。
(発表会の様子は「つぶやき」でも実況されています。学生の発表前後の表情なども見られますよ。是非覗いてみて下さい。)
→twitter(http://twinavi.jp/account/detail/bunsekikagaku)
→Facebook(http://ja-jp.facebook.com/bunsekikagaku)
発表会の合間には、
2年間・4年間の学生生活と今年度の卒業研究を振り返ったスライドショーも
上映されました。
卒業研究の最後の試練を迎える2年生と4年生に
エールを送るために作られたこのスライドショーですが、
思い出のシーンの写真が一枚一枚映し出されると、
学生はもちろん、教員もついつい思い出に浸ってしまいました。
発表会が無事終了し、
本校に戻って最後のCT(コミュニケーションタイム)を行いました。
みんなリラックスムードです。今日は本当にお疲れ様でした。
2年生・4年生が、こうやって一堂に会する機会は、
今日を除くと、あとは卒業式しかありません。
各担任から最後のメッセージも伝えられ、
CT終了後はみんな名残惜しそうに友達同士で集まったり、
また卒研の担当教員の下に集まって話をしていました。
「化学に携わる仕事をしたい」
「医薬品に関わりたい」
「化粧品を作りたい」
と本校に入学してきた彼らも、
入学した当初は、実験器具の扱い方も全く知らない状態でした。
本校で、色んな授業・実験を通じて、
また、分化祭やスポーツ大会などの学校行事を経験していくことで、
メキメキと成長をして、
希望の職業への内定を勝ち取り、
そして今日、研究を発表できる程にまでなりました。
今日の経験で彼らはさらにまた一つ、成長できたように見えます。
今日の卒業研究発表会は1・3年生も聴講し、
たくさん質問もしていました。
「卒業研究」のバトンは、次は彼ら1・3年生に引き継がれます。
2・4年生の立派な姿を、
今日は目に焼き付けることができたと思います。
あまりに完成度が高く、「自分たちに同じことができるかな...」と
不安に思っている学生もいるかもしれませんが、
実は今日発表した2・4年生達も、
1年前は1・3年生の皆さんと同じような不安を抱えてスタートしているのです。
むしろ「たった1年間でここまで成長できるんだ」と思って、
これからの1年間を楽しみにしてほしいと思います。
教員も一生懸命サポートします。
頑張りましょう!
byあおひげ