2013.02.09
毎週、土曜日日曜日の社会人やフリーター、Wスクールの大学生などを対象に
分析化学の知識と技術を習得している化学分析コースが今週も開講されています。
化学分析コースでは、現在20代前半から40代の学生がともに、職場でのスキル
アップや転職を目指してがんばっています。
今日は後期期末試験の真っ最中なので、化学分析コース学生ではなく、今日大勢
訪れてくれたOBたちを紹介しましょう。
今日は、平日コースの卒業生が大勢訪れてくれた一日でした。
まず1人目は27期生・生命バイオ分析学科のT君。証明書の発行のために来校
したそうですが、当時の担任であったアビー先生と久しぶりに会うことができ、
当時の思い出話や近況報告などをしていました。
偶然にも彼は、先日のブログで紹介した化粧品会社勤務のT君とおなじく紫外線
防止剤の卒業研究チームにいた学生でした。今日来たT君にも今年度飛躍的に
進展した卒業論文を見てもらい、自分たちの研究の発展状況を見てもらいました。
T君は「懐かしい!この卒業研究で使ってる紫外線を照射するときの装置、俺が
作ったんですよ。まだ使ってたんですねぇ。」と感嘆の声を上げていました。
そうですよ。T君たちが試行錯誤して作った、そして一生懸命やすりがけをして
作り上げたあの装置は今も後輩たちに受け継がれ、研究は発展しているのです。
現在、T君は分析を専門に行っている企業で日夜がんばっているそうです。学生
時代に学んだ以上の分析機器を担当しているそうですが、その中で「ドラ一郎
先生に習った、データ解析法(統計学を中心とした科目です)やそこで習った
関数電卓の使い方が結構役に立ってます。」と言ってもらえたのは、とても
うれしかったです。T君にはこれからも体に気をつけてがんばってほしいですね。
そして来年度は卒業研究発表会にも参加して、その研究の先駆者として研究の
進展具合を直接後輩に聞いてあげてほしいです。
続いて、漢方薬品の会社で勤務している26期有機テクノロジー学科のFさん。
スクロース先生に会いにくると同時に本日開催の体験入学のお手伝いもして
くれました。実は卒業研究発表会にも参加してくれていたのですが、当日は
スクロース先生が非常に多忙ということでお話もできなかったので、という
ことで本日来校してくれたとのことです。Facebookなどではつながりはあるの
ですが、やはり直接話がしたくなる、というのは本校の教員と学生のつながりの
深いところではないでしょうか。
さて、体験入学についてはFさんは学生時代にも体験入学の実験のお手伝いをして
くれていたこともあり昔取った杵柄です。現2年生のNさんと一緒にテキパキと
手伝ってくれました。
二人とも有機テクノロジー学科ですので、体験入学が終わってからは、4年前と
今の有機テクノロジー学科の違いや、卒業後の話などを話し合っているようでした。
このほか、25期生命バイオ学科(当時は学科名が異なります)のIさんやYさんも
来校してくれたのですが、あんまり時間がないということで、挨拶ぐらいしかできて
いませんが、二人とも元気でやっているようでしたので、元担任としては安心
できました。
こういうOB・OG達を見ていると、我々ももっとがんばって、学校を発展させて
いかなくてはならないなぁ、と感じた一日でした。
by ドラ一郎