2013.02.10
週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に
2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)化学分析コース。
このコースは定員20名の少人数制で、技術職への転職や再就職、現職におけるスキルアップや、
国家資格の取得、事業の拡大等を目的とした社会人や大学生が、全国各地から通学しています。
今日は終日授業のない実験日でした。2年生は、一週間後に提出期限となっている
卒業研究論文の作成に終日取り組みました。担当教員の指導に基づき、修正・加筆
などを繰り返し、次週の期限までには十分提出できる目途がたっています。あとは、
先週の卒業研究発表会で受けた質問内容の反映など、研究論文の内容を充実させ、
完成度を如何に高めるかという「仕上げ」を行っています。2/17(日)のブログにて、
卒業研究論文提出の様子と、学生達の声を取り上げる予定です。
(※化学分析コースは平日の学科と異なり、卒業研究発表会の後に卒業研究論文の
提出期限が設定されています)
2年生が卒業研究論文の仕上げに取り組んでいる頃、1年生は「定量分析実験」の
実技試験に挑んでいました。個人差はあるものの、入学した頃はほとんどの学生が
器具の取り扱い方も知らなかったとは思えないほど、テキパキと動いている様子を
見ると、1年間の積み重ねは大きいものだと考えさせられます。制限時間のなかで
正しい分析値を出そうと、慎重かつスピーディーに分析操作は進んでいきました。
その結果は・・・。学生の分析値は、解答値に対して98.2%~101%という良好な
結果が得られ、1年生が習得すべきスキルを十分に身に付けられたことが明らかに
なりました。この実技試験は、分析化学に関係した国家資格のなかで、実技試験が
課せられる唯一の資格「化学分析技能士」試験と同じ制限時間で実施しています。
この国家試験の受験には、4年制大学の関係学科を卒業するか、一定の実務経験が
必要となりますが、本校の学生は2年課程を卒業すると同時に受験資格が付与され
ます。それは日常の実験、この実技試験という実践的なカリキュラムが実務経験に
相当すると行政から認められているからです。殆どの学生は、卒業後の受験になり
ますが、この段階で受験しても大丈夫!という印象を受けました。
学生は、それぞれの入学目的を叶えるべく、平日は働きながらも着々と前進しています。
あと2週間(実質4日間)で、化学分析コースも今年度の授業・実験は終了となります。
2年生は卒業、1年生は進級に向け、最後の期間をしっかりと締めくくってくださいね!
by あずみ
◆お知らせ◆
明日は祝日(建国記念日)のため本校はお休みです。次のブログの更新は2/12(火)です。
寒さが厳しい時期ですので、風邪など召されませぬように、ご自愛くださいませ。