2013.02.14
昨日のブログにもあるように、本校の1年生は、昨日から九州へ2泊3日の国内研修旅行に出かけています。
国内研修旅行の2日目の様子をご報告します。
まずは朝食です。
引率した教員たちは、学生達に昨日の疲れが出ていないかと心配していましたが、学生達は朝から元気いっぱいでした。
朝食の後は、出発です!
2日目、初めの研修先は「味の素 九州事業所」です。
「味の素」といえば、日本人化学者の池田菊苗先生が発見したうまみ成分、グルタミン酸を主原料とした世界約130か国で愛用される調味料です。
グルタミン酸は、私たちの体の約20%を占める「タンパク質」を構成する「アミノ酸」の一種です。
そして、今回見学した九州事業所の工場は、世界最大のアミノ酸製造タンクを5基も有しており、佐賀県から世界の調味料の原料が製造されています。
工場内の見学とともに、「味の素」の効果を体験する実験にも参加しました。
↑「味の素」の有り、無しでは味噌汁の味もこんなに違うのか!というのを知った学生達でした。
アミノ酸は食品だけではなく、サプリメントなどの健康食品、点滴などの医薬品、そして化粧品など、私たちの身近なところで活躍しています。 そうしたアミノ酸の歴史や性質を、ミュージアムや体験学習を通じて理解することができ、学生達の視野は広がったようでした。
味の素における研修後は一路、博多に向かいました。
「観光会館はかた」へ向かい、昼食をとりました。
また、昼食後、学生たちはお土産を買っていました。
博多名物の明太子に舌鼓を打ったあとは、一気に佐賀県に向かいました。
さて、次なる見学先は、シャボン玉石けん株式会社です。
ここでは、石けんの作り方とともに消費者目線の安全な製品を作りたいという企業様の熱意を教えていただきました。
↑上の写真、どんな状況だかお分かりですか?
ブラックライトの下で、私たちが手にしていた国内研修旅行の「しおり」が光っていたのです。
この光は、紙や白色の衣類に付着している蛍光増白剤によるものです。
紙には製造過程で蛍光増白剤が練りこまれています。
その蛍光増白剤がブラックライトの下で光っているのです。
また、白い衣類などにも白さを高めるために、元々その材料が含まれています。
普段の洗濯でも蛍光増白剤を含む洗剤で洗うとその成分が残留し、このような光を発するのだそうです。
この企業ではこのような添加物を含まない石鹸作りをしていることがこだわりであり、このように身の周りに存在する添加物の存在とそれに対する考え方を教えていただきました。
そしてホテルに到着!
ここでも学生は元気いっぱいです。
部屋に荷物を置くと、ロビーに学生たちが集まり始め、トランプを初めとした遊びに興じたり、おしゃべりをしたり、と仲を深めているようでした。
学生たちは九州の良さを大満喫しながら思い出をどんどん積み重ね、2日目を無事に終えました。
さて、明日は研修旅行最終日です。
明日はどんな一日になるでしょうか、乞うご期待!
by バッテン