2013.02.19
本校学生の課外活動の一つに環境委員会があります。
活動内容は、道頓堀川水質調査を始め、
学校周辺の清掃活動、校内でのプルタブやペットボトルキャップの回収活動、
実験室の実験器具の整理活動など様々です。
1年間通して、いろいろな活動をしている環境委員会ですが、今日は委員
会の学生が集まり、本年度の活動をまとめたポスターを作っていました。
写真の彼らは1年生ですが、いろいろ試行錯誤しながらポスターを作っ
ていました。そんな彼らに、1年間の環境委員会での活動を振り返ってもら
いました。
彼らは、
「環境委員会に参加して良かったです。学年を超えた交流が出来ました。」
「環境委員会活動で知り合った先輩から勉強方法や就職活動についてアド
バイスをいろいろ頂きました。」「4月からは2年生になりますが、新しく
委員会に参加する後輩を引っ張っていけるようにしたいです。是非リーダ
ーになりたいです。」など、いろいろな感想を答えてくれました。
これまで学生同士でのよい繋がりがある環境委員会ですが、今後もそれ
らを大切にして、活動を継続していって欲しいと思います。
資料室では、有機テクノロジー学科2年のSさんが真剣な様子で机に向かっ
ていました。彼女はこれまで使ってきた教科書を見直し、重要な箇所を
チェックしていました。
Sさんに何をしているのか尋ねてみると、春から社会人になるので、仕事
に関連する分野を中心に教科書を読み直し、復習をしているとのことでした。
Sさんは分析の仕事がしたいということで、本校に入学しました。その
目標を実現するために頑張った結果、春からガラス製品や金属向けの高温
高熱用特殊耐火材を製造する企業で、念願の分析の仕事をします。
↑ 念願の分析の仕事に就くSさん
Sさんは、
「入学したときは、授業についていけるか・・・と少し不安でしたが、学校
の実験や授業で、化学の知識を基礎から学ぶことができました。」
「就職活動についての不安もあったのですが、先生方が親身になって指導し
て下さったので、だんだんと不安がなくなりました。希望の分析の
仕事に内定できたので、とても感謝しています。」と言っていました。
・2年間の思い出は?
Sさんに、2年間の学校生活についても語ってもらいました。
「なんといっても卒業研究です。実験が好きで入学したので、2年間の締め
くくりとして行った卒業研究はとても楽しかったです。」「卒業研究は単
に楽しかっただけではなく、いろんな機器を扱うことができました。」
「また、実験結果のまとめ方やプレゼンテーションについて学べました。」
と語ってくれました。
もうすぐ彼女は卒業しますが、最後に
「春からの仕事に向けて、休暇中に2年間で学んだことの復習や資格取得に
向けた勉強などでスキルアップしていろいろ成長したいです。」と楽しそ
うに話してくれました。
Sさんをはじめ卒業する学生たちも、春期休暇を有効に活用して、最後ま
で気を緩めず目的意識を持って行動しているようです。入学時に描いた自
分の未来予想図を実現した学生達には、社会人になっても頑張って欲しい
と思います。そして将来、ざまざまな分野で分析化学者として活躍して欲
しいものです。
本校の校内外での、実験会・WEBによる化学の情報発信・書籍発行などが
評価され、一般社団法人 日本化学連合様より「化学コミュニケーション賞
2012」の審査員特別賞に選ばれました。受賞テーマは「教員のチームワーク
を活かした化学情報の発信」です。
受賞については本校TwitterやFacebookでも紹介しています。
よろしければご覧ください。
By Mac