2013.02.24
週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に
2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)化学分析コース。
このコースは定員20名の少人数制で、技術職への転職や再就職、現職におけるスキルアップや、
国家資格の取得、事業の拡大等を目的とした社会人や大学生が、全国各地から通学しています。
「平日は働き、週末に学ぶ」という生活をスタートした平成23年4月3日。
各々の入学目的を叶えるために、それを胸に秘めて初登校した現2年生たち。
下の写真は、その学生たちにコース担任として出会った日の1シーンです。
過ごしやすい季節だけではなく、暑さ厳しい夏・寒さ厳しい冬にも、仕事や
子育てと化学分析コースでの学業を両立し、その中には東京や名古屋、韓国
から遠距離通学を継続した学生もいます。「2年間、本当にお疲れ様でした」と
いう言葉がピッタリ当てはまる程に、本当によく頑張ってきたと思います。
そんな2年生にとって、この化学分析コースでの授業も最終日となりました。
その1つに少しだけ、参加させていただきました。科目は「化学分析法�」、
担当は、大手の塗料系企業で分析室の立ち上げから40年間以上、化学分析の
実務に携わったH先生です。
最後の授業は、職場等で目標を達成するための「創造的目標達成システム
(MTS)」がテーマでした。本来のあるべき姿と、現状との差を認識し、
日常的な維持目標と、計画的な革新目標にわけて細分化することによって、
行動の具体策や、問題の解決策などを「見える化」する手段についてです。
H先生は、ご自身の分析化学技術者としての経験を交えながら話をされて
いましたが、「目標を達成したイメージを持ち続けることが大切である」と、
学生たちに最も伝えたかったのだと思いました。
それでは、担任からの最後のメッセージです。一人ひとり、現職でのスキルアップや、
正社員として化学分析の仕事に転職・再就職するなどといった入学目的がありました。
この化学分析コースの2年間でその目的は叶ったとしても、これから先はそれぞれの
職場で新たな目標を持つことになります。今日の授業にあったように、それを叶える
ために、「目標を達成したイメージを持ち続けること」を忘れないで欲しいと思います。
(卒業研究:「シアバター」グループ・「ゼオライト」グループ)
働きながら週末に学ぶことを2年間継続し、卒業研究でも限られた時間の中で一定の
成果を出すことができた皆さんならば、職場でも目標を叶えられると信じています。
また、いつでも学校に立ち寄ってください!その日を、今から楽しみにしています!!
素晴らしい学生たちに出会えたこと、そして一緒に過ごした2年間に深く感謝をして、
今日のブログは擱筆いたします。
by あずみ