せんせのブログ

二人は良きライバル!~卒業生の評価が学校の評価~

2013.04.26

今日は内定者が2人出ました。
資源分析化学科2年生のT君(向かって左)とH君。
二人ともいい笑顔ですねぇ。
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T君が内定したのは、株式会社コベルコ科研という企業。
http://www.kobelcokaken.co.jp/index.html
各種有機・無機材料の化学分析、環境調査・測定・分析、建造物の分析、
火力発電プラント機器の研究、エレクトロニクス分野での分析・解析などを行っている企業で、
本校開校当初より多くの卒業生をご採用頂き、それ以降毎年求人を頂いている企業です。

内定したT君は、先日の入学式では新入生の受付を自ら志願。
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また、新入生が安心して学校生活に慣れるようにと、新入生の初登校日や、
校内オリエンテーリングでも新入生のために頑張ってくれました。
今度は逆に、T君の入社を多くの先輩方が楽しみに待っていてくれていることでしょう。
マンモス校にはない、こうした先輩と後輩の間の温かい気持ちのやり取りが、
在学中も、そして卒業してからも続いていくのが、本校の良き伝統だと思います。



また、H君が内定したのは、株式会社三井化学分析センター。
http://www.mcanac.co.jp/
樹脂・ゴム材料、塗料・接着剤、環境ホルモン、リチウムイオン二次電池、シリコン系太陽電池、
燃料電池、携帯電話ディスプレイ、半導体などの工業材料および情報電子分野のあらゆる分析をしている企業です。

実は、株式会社三井化学分析センターにも、これまでに卒業生がお世話になっています。
そして、先日、常務取締役の方がその卒業生をご覧になり、「是非本校を実際に見たい!」
ということで、遠くは千葉県から、来校されました。
校長から学校方針の説明をさせて頂いた後、
実際に学生が授業や実験を受講している様子をご覧頂くために、
私も校内をご案内させて頂きました。
学生には企業様が来られるということは事前に一切言っておらず、
言わば、抜き打ちで企業の方にありのままの姿をご覧いただきました。
結果、見学後に常務取締役の方からは、
「技術もさることながら、それ以前の全人的な教育そのものにも注力されていることが
 良く分かりました。」と仰って頂けました。
そして、
「次は、是非とも当社の見学に学生さんを連れて来て下さい!」
というお声掛けも頂いています。

たくさんいる社員の中で、企業の上層部の方が一社員に気を留められ、
そしてその社員がどのような学校でどのような教育を受けてきたのかということを、
実際に自分の目で見たいという趣旨でお越しになられるこうしてケースは、
実は、本校では決して珍しいケースではありません。
こうした企業との厚い信頼関係があるからこそ、
「産業界で求められている人材育成とな何か?」
ということを常に敏感に感じることができ、学生に自信を持って指導が出来るのです。


最後に、内定を獲得した二人から、本校を進学先として考えている方や新入生に対してメッセージが!
「とても面白い学校で、化学が好きな人も嫌いな人も、やる気さえあれば
 新しい自分を見つけることが出来ると思います。
 先生方もとても親身になって話を聞いてくださるので、安心して下さい!」

そして、内定が決まったからそれで終わり!とはならず、
T君は、「できるだけ多くの資格を取る!」
H君は、「今まで以上に実験に積極的に取り組み、実験技術をスキルアップさせる!」と、
就職してからの事を早くも考え、これからの学校生活の目標を既に持っているますます意欲的な二人。
二人とも材料分析分野の企業に就職しましたし、これからも良きライバルとして切磋琢磨して欲しいと思います。

ちなみに、T君に至っては、これからの目標に
「友達を内定させる!」という人間愛たっぷりの目標も。
人のために何かしてあげたい!ということを常に考えている彼ならではの素敵な目標ですね♪

byすくろーす