2013.04.30
新年度がスタートし、2週間が経過しました。
今日は、新たな学校生活に少しずつ慣れてきた一年生と、
3月に卒業し、新社会人として頑張っている卒業生の様子を紹介します。
1年資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生は、
定性分析実験を行っていました。この実験は今回で2度目です。
まだまだ慣れない手つきで実験を進めていましたが、多くの学生は、
笑顔で取り組んでいました。
「実験操作は難しいけど、とにかく手を動かし実験できることがとても嬉しい。」
と写真の4名は、笑顔で感想を聞かせてくれました。
実験を行う上で、一つ一つの化学反応や原理を理解することも大切ですが、
まずは体で操作方法を覚えることも、社会で即戦力となる秘訣です。
実験技術を学び始めた1年生ですが、「実験することが嬉しい」という気持ちがあれば大丈夫!
確実に分析技術が身につくはずです。
さて、また別のテーブルでも楽しそうに定性分析実験に取り組む学生達がおりました。
写真中央の学生は、1年有機テクノロジー学科のH君です。
実は、H君のお姉さんは7年前の本校卒業生!
お姉さんが本校に通っていた時、H君はまだ小学生でしたが、
当時、お姉さんが机に向かって勉強していた姿が記憶にあり、
その姿を見て「そうやって勉強に打ち込める学校なら、
自分も入学し、化学の道を目指し頑張りたい。」
と思い、進学先として本校を選んだと語ってくれました。
H君は、世界のエネルギー問題を化学の力で解決したいという夢を持っています。
夢に向かって進み出したばかりですが、一歩ずつ前進している姿を見ることができました。
また、H君のように家族が卒業生という方の入学は、
平成23年度から連続3年目となります。
教員としては、本当に嬉しい限りです!
今年3月に卒業し、今は社会人として頑張っているMさんが学校に顔を見せてくれました。
Mさんは、住友化学系列の企業に勤めています。ゴールデンウィークで仕事もお休みのため、
先日まで研修に行ってきた先のお土産を持って、近況報告に来てくれました。
高校時代に化学をほとんど勉強していなかったMさんですが、
将来は何か技術を身に付けて働きたいと考えていました。
その時に分析化学という分野があることを知り、本校へ入学しました。
本校入学後は、化学に苦手意識を持ちながらも、授業や実験に取り組んでいた姿が印象的でした。
また、Mさんは授業や実験だけでなく、課外活動でも様々な場面で活躍していました。
今、受けている新入社員研修では、卒業研究や発表会で学んだプレゼンテーション技術が、
早速生かされているとのことでした。
新社会人として慣れない生活が続いていますが、今日は、卒業時担任のぽてと先生に
会え、ホットしている様子でした。ぽてと先生も、苦手だった化学を自分の武器として、
化学系企業で活躍しているMさんの姿に、大変喜ばれている様子でした。
このように、卒業生が学校に顔を出してくれることは、教員にとってとても嬉しい瞬間です。
今日は、在校生や卒業生からエネルギーを沢山もらえた一日でした。
byせんぱい