2013.05.10
午後から実験棟をうろうろしていると・・・
分液ロートという実験器具を挟んで真剣な二人組を発見!
上の写真は分液ロートで成分を精製中です。
カメラを向けたら、しっかり笑顔をくれました。
近づいてみると、
医薬・食品成分実験中の有機テクノロジー学科2年の
Iくん(右側)とMくん(左側)でした。
何をしているのか尋ねると
「クローブというスパイスからオリゲノールという
抗菌作用のある物質を精製しているところです。」とのこと。
上の写真はクローブです。
丁子とも言います。
花のつぼみだそうです。
聞くと、午前中にクローブから水蒸気蒸留という方法で
抽出した成分を精製中で、
これから薄層クロマトグラフィーという分析方法で、
ちゃんと成分を得られたか確かめるそうです。
説明を聞いていると、ドラ一郎先生から
「オリゲノールを化学変化させるとバニリン
(バニラの香り成分)になるんやで」と追加情報が!
身近な食品から、医薬成分や食品の香り成分に広がる実験に、
みなと自身もワクワクしながら、
医薬品をはじめとする有機合成系の企業への就職を目指しているIくんに
実験について尋ねると
「こういう実験をすると2年になって、
実験が専門的になってきたなと実感します。
それに、いろいろな発見があって、楽しいです。」
と話してくれました。
就職活動も実験も授業も学校行事も
明るく、楽しく、元気よく、頑張ってね。
by みなと