2013.05.17
5月も中旬となり、本校のある大阪では非常に天気が良く、
本日は25℃を超えて汗がにじみ出る暑い日でした。
そんな暑い中、22期の卒業生のMさんが、娘さんを連れて
学校に来てくれました。
↑Mさんが在学時に、卒業研究と就職指導を担当していた
すくろーす先生と記念撮影!
Mさんは現在、大手食品関係の企業にお勤めになられています。
実験することが大好き、おしゃべりするのはもっと好き!な
Mさんですが、専門学校を卒業して企業に入ったMさんは、入社
当初から分析職に配属され、大好きな実験をすぐにすることが
出来て嬉しかったと話されていました。と言うのも、大学を
卒業して企業に入った人は、まず営業などの一般職を何年も
経験してから分析職になることが多いのだそうです。
Mさんは、これまで食品中に食中毒菌が混入していないか、さらに
混入していたら何という種類の菌なのかを調べる仕事を任され、
商品の安全性や消費者の安全を守ってこられました。最近では、
食品の成分(デンプン、水分、食塩など)が規定通りに入って
いるかを分析する仕事をされているとのことでした。
在学時で一番印象に残っていることを尋ねると、実験ではなく、
意外なことに「スポーツ大会」という答えが返ってきました。
同級生や先輩後輩たちは、化学の好きな理系の人たちばかりで、
スポーツを全然やらないと思っていたそうですが、実際には
みんなやる気満々で、元気に一生懸命になってやっていたことが
とても印象に残っているそうです。
さらに、Mさんから就職活動をしている、またはこれから始まる
在校生に対して「企業はやる気がある人じゃないと採用しない。
やる気は日ごろの態度から出てくる。」と、熱いメッセージを
残してくれました。
採用試験の時だけにやる気を出していても、普段から何事にも
全力で取り組む姿勢を持っていなければ、面接のプロである
面接官には見抜かれてしまいます。
本校には、スポーツクラブや委員会などに参加している学生は
たくさんおり、当然ではありますが、自主的に活動もしています。
Mさんの言われるやる気とは、そのような課外活動にただ参加
して楽しむだけでなく、やるからには積極的に取り組み、分から
ないことは質問をする。そして、上手くいった時には、その
成功した達成感や喜びをみんなで分かち合うことを普段から
経験をしておくべきだということだと思います。
Mさんから頂いた貴重なメッセージは、しっかりと学生に
伝えていきたいと思います。
↑懐かしい実験室で記念撮影!
さあ、明日は、学生が主体で活動している、環境委員会の道頓堀川
水質調査のサンプリングが行われます。
道頓堀川水質調査とは、阪神タイガースが優勝した時にファンが
飛び込むことでも有名な、大阪の中心を流れる道頓堀川について、
「本当に泳いでも大丈夫なの?」ということで、水質を年4回、
実際にサンプリングに行って調べています。
過去の調査結果は、こちら↓をご覧ください。
https://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html
そして、過去のサンプリングの様子もこちら↓でご覧下さい。
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2012/05/2-61.html
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2012/08/post-7012.html
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2012/11/post-7189.html
明日は、今年度初めての水質調査で、やる気満々の1年生も
初参加です。上級生にサンプリング方法などを教わりながら、
積極的に取り組んでもらいたいと思います。
By アクア