2013.05.19
本校の平日学科・コースの学生達が主体的な課外活動を展開する環境委員会が、平成16年度
から継続して実施している「道頓堀川水質調査」が昨日スタートしています。先日のブログで
すくろーす先生が紹介していますが、この活動も10年目を迎えています。道頓堀川というと、
阪神タイガースが優勝する際にはニュースで放送される川へのダイブ、その川が道頓堀川です。
しかしながら、そのダイブへの賛否と水質問題に関しては、いつも話題となるところ。そこで、
客観的にその是非について判断できる材料の一つを広く提供すること等を目的に、本校学生が
継続的にその水質を測定しています(これまでの結果は、こちらをご覧ください)。
昨日は、試料となる道頓堀川で採水し、その後溶存酸素(水中の酸素濃度)の測定が実施され
ました。それと並行して、水域の衛生的な指標となる大腸菌群数や一般細菌測定の準備も実施
されました。一定温度で培養し、本日と明日がその結果の計測(コロニーカウント)の日です。
私、あずみは化学分析コースの授業中でしたが、どら一郎先生がその様子をカメラに収めて
いました。
終了後、生命バイオ分析学科2年生のNさん(右写真の左側)が、どら一郎先生に次の話を
したようです。
『初めて1年生にコロニーカウントの方法や、オートクレーブの使い方について
説明しました。とても緊張しましたが、4年生の先輩から説明の仕方について、
気をつける点なども指導してもらったので、明日以降の実験と後輩への指導も
頑張っていこうと思います。』
環境委員会の活動は、学年や学科の垣根がないことや、上級生から1年生に対して、
アドバイスする様子がよく見られます。10年目を迎えたこの活動は、上級生から
下級生に継承されてきたものです。その伝統を、感じた一日でした。
by あずみ