2013.06.20
昨日行われた化学実務駅伝は、本校の卒業生がお世話になっている
企業の方をお招きして講演して頂くもので、今回は医薬品などの原薬を
製造されている株式会社三洋化学研究所の方にお越し頂きました。
品質保証課や人事の方から現場でどのように分析化学が活かされているかと
いうお話をいただいただけでなく、昨年本校を卒業して就職したばかりの
卒業生からも、後輩に向けて熱いメッセージを頂きました。
昨日の化学実務駅伝の様子は↓をご覧ください。
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2013/06/post-7554.html
その化学実務駅伝から一晩たった本日、化学実務駅伝の先輩の
声に感化された1年生たちが、早速、就職や資格の資料を調べに
来ていました!
資源分析化学科1年のY君(真ん中)とK君(右)が、はねうま先生
(左)と一緒に求人情報を見ながら話をしています。
はねうま先生から、「今までのビジネス実務Ⅰの授業でも言ってきたけど、
就職活動では早く自己分析を行い、自分の長所を見いだして、積極的に
活動していきましょう」とアドバイスを受けたY君は、「満足のいく
履歴書が書けるように夏休みまでにはしっかりと自己分析して、早く
就職活動を始めようと思います!資格もたくさん取得します!」と
意気込んでいました。
さらに、有機テクノロジー学科1年の二人のK君たちが、資格取得に
向けて参考書を探していました。
左のK君は、放射線取扱主任者(国家資格)にチャレンジするようです。
大学編入を希望しているK君は、「今からしっかりと勉強し、資格も取得し、
普通の大学生よりも一歩進んだ大学生になります!」と熱意いっぱいの
頼もしい返事をしてくれました!
1年生であっても就職活動はもうすでに始まっています。積極的に取り組んで
いきましょう!
実験棟では、生命バイオ分析学科の2年生が食品分析化学実験で、還元糖の
定量を行っていました。
ジュースの容器の成分表示を見ると、果糖ブドウ糖液糖や砂糖と書かれていますが、
これらの糖分の中から「還元糖」と呼ばれる成分の量を測る方法を学んでいます。
試薬を入れて色を付け、光を使って色の濃さから濃度を求めます。
2年生になり専門的な実験が始まったばかりのころは、まだ自信なさ気に
機器を扱っていた学生たちも今ではテキパキと毎日使っているかのごとく
扱っていました。
今回使用した吸光光度計については、かなりマスターしていますね!
学生それぞれが実験を通して技術を磨き、成長しています。
みんな、その調子で頑張って、素晴らしい分析化学者になってね!
by アクア