2013.07.02
本校では就職に向けて、先日行われた化学実務駅伝など
様々な就職関連行事が行われます。
そして、今日は本年度2回目の企業見学会がありました。
(第1回の企業見学会の様子はこちらです)
1年生は、学校で授業や実験を通して学んでいる知識や技術が、
実際の社会では、どのように活用されているか知ることで、
日頃の授業・実験のモチベーションを上げることや、
就職に向けて仕事の現場を知ることを
目的として、企業や公的研究機関などに伺いました。
大阪市立工業研究所では高速液体クロマトグラフや
走査型電子顕微鏡など、いろいろな機器を見せていただきました。
1年生にとっては、これから学ぶものが多くありましたが、
とても丁寧に説明していただけたので、
学生たちは目を輝かせながら聞いていました。
興味津々で真剣に説明を聞いています。
機器に圧倒されながらも、分析の素晴らしさや奥深さを
体感できたようです。
「あんな機器を使ってみたい。」といった感想も聞かれ、
分析魂に火が付いたようでした。
さらに、公的機関として企業への技術提供や、
企業との共同研究を行っていることも説明があり、
こういった職業があることを知る機会にもなりました。
こちらは、
病院などでの消毒に関して豊富なノウハウを持ち、
洗浄剤などの製造を行っている企業の工場です。
製造の現場を見せていただきました。
上の写真では、液体洗剤の製造工程を見学中です。
実験室で普段行っている実験と異なり、
初めて見る製造工程のスケールの大きさに
少し驚いた様子でしたが、
製造でも正確に量ることや操作することが
大切であることを伺い、
普段の実験で学んでいることが、
分析だけではなく、製造でも
役立つことを知ったようでした。
さらに、コップを使わなくても
簡単に「うがい」ができる装置を体験させてもらいました。
興味津々で試しています。
また、下の写真の企業では、製造された農薬や化学薬品の分析を
主に行っておられます。
ここでは、農薬を使って、実際の測定を見せていただきました。
学生たちは、実演と説明を通して、品質管理という仕事の
重要性ややりがいを感じたようでした。
実際の測定を真剣な眼差しで見詰めています。
2年生は、「仕事の大切さ」や「仕事の尊さ」を改めて認識して、
今後の就職活動や社会人生活に活かすことを目的として、
大阪企業家ミュージアムに伺いました。
説明や展示を通して、大阪における企業の発展、
企業家の高い志や英知に触れることができて、
それぞれなりに感じるところがあったようで、
「広くかつ先を見据えた視点で物事を見ることの大切さが
分かりました」といった感想も聞かれました。
今日の企業見学会で学んだこと、感じたことを忘れずに、
明日からの授業・実験や就職活動に活かして、
一段と成長して下さいね。
by みなと