分化祭まで あと2日!
7月13日の
分化祭(分析化学のお祭り、本校の学園祭)まで、あと2日です。
今年度のテーマは「笑顔を創る化学反応」です。
笑顔あふれる分化祭に向けて、
今日から会場設営など本格的な準備が始まります。
まずは各教室から机やいすを撤去して会場作りからです。
写真は2階の大教室の様子です。
たくさんあった机といすが、
あっという間に撤去されていきます。
作業をしている学生たちは「疲れた~」と言いつつも、
笑顔!
それもそのはず、この教室は自分たちが企画した
模擬店の会場になります。
だから、今からワクワクしています。
現在、学生たちは色々な模擬店を準備中なので、
当日はきっと、学生の熱気と活気があふれる会場になる
と思います。
1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の
教室をのぞいてみると、
分化祭実行委員会の副委員長(クラスのまとめ役)の
資源分析化学科1年のS君(下の写真の左端)を中心に
模擬店の打ち合わせの真っ最中!
ここにも笑顔があふれています。
S君に分化祭に向けた抱負を聞くと、
「初めての分化祭で、準備期間も短くて、
うまくまとめられるか不安もあるけど、
みんなが協力してくれるので、成功させたいです。」
と頼もしいコメントをくれました。
さて、分化祭のキーワードは「笑顔」です。
そこで、化学者がどのような思いを抱きながら
人々を笑顔にしてきたのかを知っていただく
「化学不思議発見!」や
未来を笑顔にしたいという私たちの思いを
一つの形として表すために、
まずは学校全体で笑顔を築く
「化学で笑顔プロジェクト」といった企画があります。
今日は「化学で笑顔プロジェクト」の事前打ち合わせが
ありました。
プロジェクト成功のため、
アビー先生の説明を学生も教員も真剣に聞いています。
打ち合わせの後で学生たちに話を聞くと、
「素敵な笑顔をたくさん集めたいです」とか
「子供たちの笑顔がたくさん集まるといいですね」など
やる気満々のコメントが返ってきました。
学生たちのやる気が、きっと、
化学が紡ぐ笑顔をたくさん築いてくれると思います。
素敵な笑顔があふれる分化祭を目指して、
明日もしっかり準備していきましょう。
実験の技術を磨く
分化祭に向けて盛り上がりを見せているところですが、
その一方で、学生たちはしっかり勉強もしています。
実験棟では、生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の
1年生が定性分析実験を行っていました。
定性分析実験とは、試料の中に含まれる色々な金属イオンを、
様々な方法によって、分離・確認する実験です。
この実験では、実験方法を学びながら、
色々な器具や試薬の取り扱い方も学ぶことができます。
実験を始めた頃は、この実験を難しいと感じる学生もいますが、
1つずつ順を追ってゆっくりと操作するので、
初めて操作する学生も結果を出していきます。
これまでの実験では、
金属イオンの性質で分けたグループごとに、
分離や確認の方法を修得してきました。
今日は、これまでの復習として、色々なグループの
金属イオンが含まれた試料を測るために得た技術を
結び付けることを行いました。
つまり、より実践的になったとも言えます。
みんな試行錯誤しながら、真剣に実験中です。
色変化で金属イオンの確認中。
「先生、色が変わった!」という喜びの声に振り向くと、
生命バイオ分析学科1年生のHさんでした。
金属の確認にてこずって、実験担当のアクア先生にヒントを聞き、
何度か試行錯誤して、目的金属の確認をすることができたようでした。
「なかなかうまく確認できない金属がありましたが、
アドバイスを聞いて、何度もテキストを見直して
操作を繰り返すことで、確認することができました。」
と嬉しそうに話してくれました。
その他にも、生命バイオ分析学科1年のT君やY君は
「これまでのテキスト通りの実験と違って、
自分で考えて、試行錯誤しながら実験するのが
とても楽しいです。」
と異口同音に話してくれました。
実は、次回の実験で、この実技試験が予定されています。
でも、今日の様子を見ていると、それぞれに苦手としていた
ところも確認できた様子でした。
今日の結果をしっかりとまとめて、実技試験を乗り切りましょう!
by みなと