2013.08.05
こんにちは!アクアです。
有意義な夏休みにするためには、何をすべきなのでしょうか。
校内では、この夏休みを利用して、自分自身のスキルアップを
目指して頑張っている学生の姿が見られました。
教室を覗いてみると、医療からだ高度分析学科の4年生のI君が、
履歴書を作成していました。
「これからお盆にかけて企業も休みになるから、それまでに
しっかり書類を作って出しておきたい。特に今は、授業も
ないため、集中して就職活動をするつもりです。また、
学校に来れば、先生とも相談できるので、自分は学校で内定を
目指して頑張ります!」と、やる気を見せてくれました。
さらに、次はどのような会社を受験するのかと聞いてみると、
「香りに興味があるので、食品などの香りを研究する会社です。
香りと言っても、いろいろな物質が配合して出来ているもの
もあるので、どのような成分が含まれているのかを分析する
必要があるんです。これまでたくさんの分析装置を使う技術を
学んできたので、その技術を発揮していきたいです。」と
しっかり答えてくれました。
希望する企業に内定できるように、我々もサポートしていきますね!
コミュニケーションルームでは、資源分析化学科の2年生が、
後期から行われる卒業研究について打ち合わせをしていました。
彼らの卒業研究では、実験排水に含まれる金属元素を、
どのようにしたら簡単に測定することができるかをテーマに
研究を進めていくそうです。新しい分析方法を考え、どんな
試薬や器具がどれだけ必要か、白熱した議論が行われて
いました。担当の先生が、分析方法や研究の方向性について
アドバイスし、そのアドバイスを元に、学生自身が研究の
道筋を立てていきます。
写真には写っていませんが、同じ卒業研究班のKさんは、
「新しい試みはうまくいくかわかりませんが、自分達の研究が
世の中に認められるように頑張ります!」と、不安を感じ
ながらも意気込みをみせてくれました。
2年生が卒業研究で熱い議論をしている横で、有機テクノロジー
学科1年生の二人のO君たちが自習していました。
写真奥のO君は、大学編入学のため化学の復習をしていました。
O君は、大学受験を考えていましたが、試験結果が思い通りに
いかず、本校に入学しました。そんなO君は、「一度はあきらめた
大学に、編入学という形でもう一度挑戦しようと思います。
試験は1年先ですが、一生懸命頑張ります!」と、やる気を
見せてくれました。
写真手前のO君は、化学とは関係のない大学に入学しましたが、
得意だった化学を勉強するために改めて本校に入学しました。
そんなO君は、資格取得に向けて勉強中です。6月に行われた
危険物取扱者試験(乙種4類)に合格しましたが、次は甲種危
険物取扱者を受験しようとしています。「安全衛生の授業や、
一度覚えた参考書の内容を忘れないうちに次に繋げたいです。」と、
こちらもやる気を見せてくれました。
本校で学ぶ安全衛生の授業は、分析化学者として実験するために
必要な心得や、事故の対応、危険な機器の取扱いに加えて危険物
取扱者の資格対策にもなっている科目です。6月の試験で、
「授業で習ったことが試験に出て、とても良かったです」と
話してくれて、担当者としても嬉しい限りです。
夏期休暇は始まったばかりですが、あっという間に過ぎてしまい
ます。授業がないこの期間を自分磨きに費やすか、遊びに費やす
かは自分次第。ただ言えることは、この夏、自分自身のレベル
アップができれば、他の競争相手より大幅にリードできるはずです。
就職活動、卒業研究、勉強etc・・・それぞれ課題を成し終え成長した
自分の姿を想像しつつ、目標をもって頑張っていきましょう。
by アクア