2013.08.22
連日の暑い日が続いていますが、本校でも、第37回道頓堀川水質調査が
連日行われています。
道頓堀川と言えば、大阪の街中を流れる川で、阪神タイガースが優勝した時
などに、ファンが飛び込むことでも有名です。「その川は本当に綺麗なのか」、
「飛び込んで泳いでも大丈夫なのか」を調べるために、課外活動の1つでも
ある環境委員会の学生が中心となり、年に4回、水質調査を行っています。
この水質調査は、平成16年から続いており、時々、メディアにも紹介され
ています。過去の調査結果については、こちらをご覧下さい。
(https://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html)
昨日は、サンプリングと一部分析を行っていましたが、今日は2日目として、
菌数のカウントを行いました。もう少し詳しく言うと、大腸菌群数と一般細菌
数のコロニーカウントをしました。
つまり、河川中にどれだけの微生物が繁殖していたのかを調べる実験です。
相手が微生物という生き物であるため、生育させる時間が必要になります。
そのため、1日培養した今日、学生は菌数を数えに来たのです。
みんな、上を向いています。
シャーレという容器に作った赤色や半透明の培地に、生育した微生物の小さな
小さな点(コロニーと言います)があるのですが、蛍光灯の光に透かして見ると
コロニーが分かりやすいので、光を求めて、ひまわりのように同じ方向を向こうと
します。すると、このような状況が生まれます。
そして、学生は、そのコロニーを1つ1つ数えています。
イメージとしては、
Aくん 「1、2、3、4・・・・」
Bくん 「Aくん、Aくん、なぁ、なぁ!」
Aくん 「12、13、14・・・途中で話しかけんといて!」
という感じです(笑)。
そして、今回の水質調査に初めて参加した学生がいました。
上の写真左側、資源分析化学科の1年生のSくんです。
一緒に写っているのは、先輩で、生命バイオ分析学科の2年生、Tくんです。
決して、兄弟ではありません(笑)。
Sくんに今回、初めて参加した感想を聞くと、
「前回は、予定が合わず参加できなかったので、今回は、是非参加しようと
思っていました。昨日のサンプリングにも参加しましたが、とても楽しいです!」
と、本当に楽しそうに話してくれました。
先輩のTくんは、
「実験をするのは、本当に楽しいです。また、後輩に教えることも楽しいです。
僕の持っている知識や技術をSくんに教えています!」
と、こちらも本当に楽しそうに、そして、やりがいも感じながら実験をしていま
した。
また、この2人の関係だけでなく、実験中は先輩から後輩へと、実験に関する
注意事項やアドバイスをしています。
上の写真も、2年生が1年生に教えているところです。2年生が1年生の質問を
聞きながら実験を進めているので、1年生も理解しやすいようです。
2年生は、ついこの前まで逆の立場だったのですが、本当に頼もしく見えます。
この水質調査は、まだ分析途中のものもあるため、もう少し続きます。
1年生は、先輩からいろいろな技術を頑張って受け継いで下さいね!
先程の道頓堀川水質調査でも活躍していた、1年生のSくんが担任のみなと先生から
7月7日(日)に実施された文部科学省後援の「ビジネス能力検定(B検)」の結果を受け取りに来ていました。
試験当日の様子は、こちらをご覧ください。
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2013/07/post-7597.html
3級を受験したのですが、見事合格です。
Sくん以外にも、多くの1年生が受けましたが、3級は全員が合格していました。
また、2級も、合格率86%と、全国平均が75%なので、学生達はしっかりと
結果を出していました。
Sくんは、合格したことに喜んでいましたが、さらに次の資格を受けようと、
みなと先生に相談をしていました。いろいろと取りたい資格があるようで、大変
みたいです(笑)。応援しています!
同じく、上の写真は、資源分析化学科1年生のNさんです。Nさんも道頓堀川水質
調査に参加していましたが、7月27日(土)に受験した文部科学省後援の「工業英語
能力検定(工業英検)」の結果が返ってきているということで、受け取りに来ていま
した。
試験当日の様子は、こちらをご覧ください。
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2013/07/lets-try-1.html
結果は、4級、見事合格です!
そもそも英語が好きだというNさんですが、「合格」という結果には、嬉しかった
ようで、とても喜んでいました。
本校の合格率は75%で、全国平均が47%でした。全員が合格という結果には
なりませんでしたが、今回、合格した人は、次は3級を目指して、そして、不合格
だった人も、諦めずに次回チャレンジしましょう!
By ぽてと