せんせのブログ
準備完了！化学分析技能士実技試験
2013.08.30
平成25年度化学分析技能士の実技試験が９月１日(日)に本校で実施されます。
今週はその会場設営をせんぱい先生、ましおか先生、みなと先生、アクア先生とともに
実施してきました。
化学分析技能士は技能検定(化学分析)の合格者が称することのできる国家資格で、
化学分析に関する唯一の国家資格なのです。
技能検定は、普段から化学分析に関する仕事をしている人が持っている技能及び
化学分析に関する知識について一定の基準によって検定し、これを公に証明する
国家検定制度です。
この化学分析技能検定試験は、１級と２級に分かれており、以下のように行われます。
１級 実技試験とペーパーテスト（別日に実施）
第一課題 定性分析：与えられた試料溶液中に含まれる4種類の金属イオンの検出
第二課題 定量分析：キレート滴定法による塩化カルシウム、塩化マグネシウム及び
塩化アルミニウムの定量
２級 実技試験のみ
第一課題 定性分析：与えられた試料溶液中に含まれる3種類の金属イオンの検出
第二課題 定量分析：与えられた試料溶液(しゅう酸溶液)中に含まれるしゅう酸の量
昨年度と同様、今回も本校の卒業生数名が一般の受検者に混じって、この試験を受けます。
この検定の受検資格は「実務経験が２年以上」なのですが、
本校を卒業すると化学分析技能検定の受検資格としての実務経験が免除になります。
そのため卒業するとすぐに受検できるため、今春卒業した卒業生もこの検定を受検することが
可能となるのです。
化学分析技能士の検定は、都道府県形式で実施をしており、大阪府では長年、
本校が会場になっています。
卒業生に会える行事は年に数回ありますが、その中でも私は本校の卒業生の成長した技能を
見せてもらえる実技試験を楽しみにしています。
受検者のみなさん、会場の準備は整いました。
日曜日にはみなさんが養ってきた技術を十分に活かして、受検してください。
by バッテン
