2013.09.17
いよいよ2年生の卒業研究が本格的に始まりました。
これまでに、分析の基礎となるガラス機器の取り扱い方から、
高度な分析機器の取り扱い方法まで、じっくりと1年半かけて学んできました。
その力を集結させ卒業研究に取り組みます。
研究期間は半年間で、週二回原則一日6時間という制約された中での研究となるため、
研究期間をおろそかにしないためにも、計画と準備が大切です。
ですから、研究開始は後期であるものの、
実際には前期の終了時から実験操作方法の計画を立て、
どのような試薬をどれだけ使うのか、綿密に計算してきました。
また、本校の卒業研究の特徴は、チームで協力しつつ進めることは勿論ですが、
指導教員が学生にアドバイスをしつつ一緒に進めていくところです。
今日は、2年 生命バイオ分析学科が卒業研究をしていましたので、紹介します。
写真は、キノコに関する研究を行うチームで、実験準備をしている様子です。
健康に良いと注目されているビタミンDが、
キノコにどれだけ含まれているのかを分析をした上で、
どのような調理方法を用いれば、
より効果的に沢山のビタミンDが摂取できるのか研究します。
入学時から食品に興味を持っていた学生が集まった班なので、
この研究にかける情熱が、人一倍伝わってきました。
研究結果が今から楽しみです。
この写真は、パソコンで実験操作方法を再確認
している様子です。
研究内容は、老化防止や癌の予防に効果的と言われている抗酸化作用の
高い食品の探索です。
これまでに様々な食品から抗酸化作用の高い物質が確認されていますが、
それを上回るような、誰にも知られていない抗酸化作用の高い食品を
探し出すことを目的にしています。
「全く未知のものを探し出すため、研究が上手くいくか不安もありますが、
新しいことにチャレンジする楽しみの方が大きいです。」と、
2年 生命バイオ分析学科のSさんが、胸の内を語ってくれました (写真右) 。
この研究も、どのような食品を突き止めるのか、今から結果が楽しみです。
後期に入り、初めて環境委員会(学生主体の課外活動の一つ)が開かれました。
写真は、役員が集まり新たな活動内容を検討している様子です。
夏期休暇中から温めていた新規企画案を発表し、
審議をしていました。
リーダーの2年 生命バイオ分析学科 H君いわく、
「これまでの活動の良い伝統は継続していき、新しいことにも
どんどんチャレンジしていきたい。」と後期開始に相応しい意気込みを
語ってくれました。
まだまだ企画段階ですが、どのような新企画が決定するのか楽しみです。
by せんぱい