日本分析化学専門学校

先日、本校学生に内定通知を頂いた企業様が、「良い学生を紹介して頂いた」
ということで、お忙しい中にも関わらず、学校に来て下さいました。

内定を頂いたのは、生命バイオ分析学科、２年生のＮくんです。
その時の様子は、１０月７日(月)のブログにも掲載されています。
こちらをご覧ください。

ご来校頂いたのは、信和化成株式会社の採用担当者で、Ｙ様（写真左側）です。
まずは、内定を頂いたＮくん（写真右側）と一緒に写真を１枚。



こちらの企業様では、様々なプラスチック製品を製造されています。
特に、キャスターと言われる製品を主に製造されています。
例えば、台車についている車輪や、動くイスやテーブル、医療用ベッドなどに
使用されている車輪と言えば、イメージをして頂けるかと思います。
当り前のように使用していますが、無ければとても不便ですよね。

Ｙ様からは、
「面接ではとても緊張されていましたが、当社の工場まで来て頂いた時、
　最寄駅から相当な距離があるにも関わらず、歩いて来られていました。
　面接開始時間に合わせるために、本数は少ないですが公共のバスか、
　それともタクシーを利用されたのだろうと思い面接時に質問しました。
　すると、"徒歩"と答えられ、とても驚きました。
　さらに、前もって下見にも来られていたことを知り、その時も"徒歩"と
　聞き、２度驚きました。しかし、そこまでの思いを持って、受験して
　下さっていることも分かり、人柄も含めて採用させて頂くことにしました。」

とのコメントを頂きました。

まさに、足で取った内定でしょうか。
Ｎくんにとっては、地元の企業でもあり、本当にこの企業で働きたい
という思いからの行動であったと思います。
実はＮくん、毎日２時間を掛けて、本校まで通っている学生です。
しかも、これまで無遅刻、無欠席でもあり、この点も企業様からは高く評価
されたようです。

最後に、Ｙ様から、
「Ｎくんから入社までにどのような勉強をしていれば良いですか、との質問を
　頂いていたので、今日は課題として１冊の本を持ってきました。これを
　読んで、感想文を書いて下さい。もちろん、普段の学業もしっかりと頑張って
　下さいね。」
と、持参頂いた本をＮくんに渡されました。

Ｙ様が帰られた後、Ｎくんに今の気持ちを聞くと
「来て頂いて本当に嬉しかったです。また、課題も頂いたので、しっかりと
　読んで勉強したいと思います。さらに関連することも調べて、入社までに
　できる限りの準備をしたいと思います。」
と、頂いた本を握りしめ、本当に嬉しそうな笑顔で話してくれました。


担任のましおか先生からは、以下のコメントも。
「入学当初のＮくんは、人と話すことも苦手な学生でしたが、学校生活を
　通して、自分としっかりと向き合い、本人なりに変わりたいという思いを
　持ってここまで来ました。就職活動の当初は、苦労もしましたが、それを
　しっかりと乗り越えて成長してきた学生です。電話でお母様と話した時も、
　とても喜んでおられ、本当に良かったと感じています。」

Ｎくん、改めておめでとう。今後の活躍を期待しています！

byマカロン