2013.10.08
今日は、タイトルの通り、卒業式が行われました。
通常、卒業式は年度終わりの3月に行われますが、訳あって在学期間が
延び、予定の2年間では卒業できなかった学生3名の卒業式が行われました。
このような前期終了時での卒業式が、毎年実施されている訳ではありませんが、
今年は偶然にも3名の対象学生がおり、卒業できるタイミングも重なったと
いう訳です。
↑卒業証書を受け取る3人です。
3月に行われる卒業式と比べれば、学内で行われ、規模は小さいですが、
卒業する本人達にとっては、1度きりの卒業式であり、送り出す教員としても、
これまで指導してきた大切な学生であることに変わりはありません。
そのため、限られた時間の中ではありますが、気持ちを込めて卒業式を準備し、
理事長先生も、校長先生も、我々教職員も、そして仲間の学生も、皆で卒業生を
送り出しました。
私ぽてとも、この3名の担任をしていた時期があり、入学当初から彼らのことを
見てきました。予定の2年間で卒業できなかったことに、もちろん様々な理由が
あります。
しかし、今日、卒業した3人に共通して確実に言えることは、
「どのような状況になろうとも、決して諦めずに学校へ通い、勉強を続け、我々
教員の指導を受けて、それに応えてきた」
ということです。
もちろん、保護者のサポートがとても大きかったとも思いますが、それぞれ
辛い時も本当に諦めずにここまで来たなと、近くで見ていた教員としては強く
感じると共に、彼らから勉強させられたことも大きかったと感じています。
卒業式の最後には、卒業生それぞれから一言ずつ話してもらいました。
3名とも、ここまで来たことに感謝し、そしてこれからは、学んだことを生か
していきたいという意気込みを語ってくれました。その姿に、彼らの成長を感じ
ずにはおれませんでした。
同期の学生と比べれば、卒業までの時間は掛りましたが、そのプラスアルファの
過ごした時間は、決してマイナスではなく、今後の人生においてプラスになるも
のと信じています。そして、この経験を生かして、今後、活躍してくれることを
大いに期待しています。改めて、卒業おめでとう!
昨年度に生命バイオ分析学科を卒業した30期のSさんが来てくれました。
Sさんは、現在、医療機関から委託される臨床検査を行う企業で、微生物学的検査
をする部署に配属され、日々、微生物を相手に奮闘しています。
Sさんは、高校で文系の道を選び大学に進学しましたが、大学で勉強をする内に、
医療分野で働き、実際に分析をすることで世の役に立ちたいと考え、大学卒業後、
本校へ入学しました。
そのため、入学当初、化学の知識はほとんどなく、実験もほとんどしたことが
ない状況でした。そこから、日々、少しずつ勉強し、分からないところは質問を
して、見事に自分が行きたいと思える今の企業から内定を頂きました。
今は、技術的な講習にも参加し、知識量と技術力を高めているようです。
今日はたまたま、生命バイオ分析学科2年生の卒業研究が行われており、Sさんも
卒業研究でしていた「大阪のにおいに関する研究」班の2年生から、いろいろと
質問を受けては答え、アドバイスをしてくれていました。
下の写真は、Sさんが卒業研究をしているときの写真です。
写真の右下に写っているのがSさんです。
数年後、分析のプロとしてさらに成長していることと思います。
また、元気な姿を見せて下さいね。
By ぽてと