2013.10.13
週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に
2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)化学分析コース。
このコースは定員20名の少数精鋭で、技術職への転職や再就職、現職におけるスキルアップや、
国家資格の取得、事業の拡大等を目的とした社会人や大学生が、全国各地から通学しています。
先月の初め(9月1日)のブログで、国家資格「化学分析技能士」の実技試験が
本校で実施され、また化学分析コースのOBが受験したことをアクア先生が紹介
されていましたが、今日その卒業生T君から電話にて連絡がありました。お見事、
1級 化学分析技能士の国家試験(筆記・実技)に合格し、資格が取得できた旨の
連絡でした。左の写真は、実技試験の受験後に、私とT君と、化学分析コースの
准講師(非常勤)M先生とで撮影した写真です。右の写真は、化学分析コースの
1年生がT君にいろいろな質問をしている様子です。
T君は、国立大学の大学院を修了後、資源循環等を事業活動とする東京の企業に
就職して化学分析の実務を経験してきましたが、部下や後輩に化学分析の知識と
技術を指導する立場にありながらも、その分析技術に自信が持てないということ
から本校に入学し、今年の3月に卒業した化学分析コースの卒業生です。
T君が取得した「化学分析技能士」は、化学分析の知識はもちろんですが、実技
試験にも合格しなければなりません。この実技試験には、定性分析や定量分析が
試験科目ですが、"何が含まれていたのか・どれだけ含まれていたのか"という
結果だけではなく、実技試験中の作業態度や作業時間等も採点の対象に含まれて
います。例えば、ビーカーなどの器具や薬品の取り扱い方も採点されるのです。
この実技試験の難易度は、1級・2級とで顕著な違いがあり、1級は相当難しく
なっていますが、お見事!「1級合格」という結果を出してくれました。本当に
おめでとうございます!!
今日の化学分析コースは実験のない一日。1年生にT君のニュースを伝えると、皆喜んでいました。
自分自身の入学目的と、それを達成する時を想像したのかも知れません。今日のH先生の授業では
化学分析に用いる器具について、その使い方等が説明されていました。一つひとつの授業・実験が
入学目的を叶えるプロセスになると信じ、前に進んで欲しいと思います。来週も頑張りましょう!
by あずみ
明日は祝日(体育の日)で、本校は休校となっております。
次回ブログの更新は、10月15日(火)です。お楽しみに!