2013.10.22
卒業研究の実験をスタートさせてから約1カ月が経過しました。
本校の卒業研究は、数人でグループを組んで、各テーマの実験を
限られた時間の中で行っています。
例えば、4年制学科である医療からだ高度分析学科の4年生は週4日、
2年制学科の資源分析化学科、生命バイオ分析学科、有機テクノロジー学科の
2年生は週2日のペースで、それぞれの卒業研究の実験を行っています。
そのため、学生は、できる限り効率良く実験を行えるように計画し、
各グループの中で役割を分担しながら実験をしています。
今日は、医療からだ高度分析学科の4年生と、生命バイオ分析学科の2年生が
実験室で実験をしていました。
しかし、卒業研究と言っても、実験だけをするのではありません。
最終的には、グループで出した実験結果を卒業論文としてまとめ、
卒業研究発表会にて発表をしなければいけません。
この写真は、昨年度の卒業論文提出時と発表会の様子です。
・卒業論文提出
この時のブログはこちらです。
・卒業研究発表会
この時のブログはこちらです。
このように実験結果をまとめることは、決して簡単なことではありません。
そのため、各グループの実験が、ある程度進んだ時期を見計らい、
中間のまとめと、今後の方向性を見定めるための
卒業研究中間発表会が1週間先から予定されています。
ここに向けて、最初の発表グループに当たっている班では、発表に使用する
スライド作りや、実験の内容をまとめた要旨の作成を実験と同時並行で
行っていました。
この写真は、2年生のグループで、発表用のスライドを作成中です。
ある程度はできている様子でしたが、実験の見周りをしていた私を
見つけ、
「先生、スライドを見て下さい。自分達なりに分かりやすくスライドを
作って、これで良いかと思っていますが、初めて見る人にとっては、
分かりにくいかもしれないので、先生からも意見が欲しいです!」
と、スライドを見せてくれました。
私、ぽてとも初めてこのグループのスライド見たので、
率直に感じたことを学生に伝えました。
学生からは、
「ありがとうございます。質問が来るかもしれないと感じていたところを
指摘され、さらに新しく気付いた点もあったので、修正します。」
と、より分かりやすく相手に伝わるスライドにしようとしていました。
初めて見る相手に自分達の研究内容を分かりやすく伝えるというのは、
簡単では無いと感じた様子でした。この経験は必ず将来にも生かされる
ので、当日までにどこまで作り上げられるのかが楽しみです。
By ぽてと