2013.11.07
4年生の卒業研究の様子を紹介します。
4年生は週に4日間、1年間じっくり時間をかけて卒業研究に取り組みます。
写真は、4年 医療からだ高度分析学科のKさん(写真左)とO君(写真右)です。
Kさんと、O君の卒業研究チームは、発がん物質を分解する菌を、
私達の身近にある食品等から、見つけることを目的にしています。
Kさんは、医療を通じて社会に貢献したいという強い思いを持ち、
本校に入学をしてきました。因みに、Kさんは製薬会社に内定が決まっています。
そして入学後、3年半、分析化学や医薬、バイオ等の知識や技術を身に付け
卒業研究に取り組んできました。
「問題解決に必要な知識や技術が自然に身に付いていたため、問題が生じても
チームで協力して、乗り越えることができました。」
卒業研究を振り返った感想を、Kさんが聞かせてくれました。
身近にある食品等から、発がん性物質を分解する菌が見つかれば、
その食品を摂取することで、がん予防に繋がります。
卒業研究に取り組める期間は残り3ヶ月程度ですが、社会貢献できる
結果を導き出すことを楽しみにしています。
本校の卒業研究は、本番を迎えるまでに、その研究内容が本当に
妥当なのか、様々な角度から沢山の教員が確認をして、軌道修正をしつつ
研究を進めて行きます。そのために、研究の中盤で一度中間発表を行います。
その発表を来週に控えた2年生の研究チームが、
今日、自主的に集まり打合せをしていました。
このチームは、アマモの生息環境に関する研究をしています。
研究の詳しい内容は、以下のURLをご覧下さい。(以前にブログで紹介しています。)
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2013/06/post-7535.html
10名の学生が集まり、研究をしているのですが、そこには共通の思いがありました。
それは、「地球環境を守りたい。」という思いです。
全員がその目的を持ち、本校へ入学してきました (チームにより、その目的は様々です。) 。
2年 資源分析化学科のH君(写真右から2番目)は、
「チーム内で、研究をする上で問題や予期せぬ結果が出ることも
今までに有り、不安に思うことが多くありました。
しかし、一人で取り組んでいるのではなく、
皆で取り組んでいると思えたので、安心して研究ができました。」
と研究に対する感想を聞かせてくれました。
これからもどのような結果が出るかは、分かりませんが、
これまでに培ってきたチームワークで乗り越えていってほしいです。
by せんぱい